205 :名無しさん:2007/09/28(金) 21:30:06
「あぁ…あぁう…………くあぁぁぁぁっっ…!!」
コーナーに追い詰められ、両腕をトップロープに絡められて身動きのできない菊池理宇のくぐもった悲鳴が響く。対戦相手の振り上げた足が首を踏みつけにして菊池の顔を仰け反らせていく。顔を歪める菊池の表情は苦痛と屈辱よりも、信じられないというように自分を攻め立てる相手の顔を見つめ…
「ゆ…祐希子、さんっ、どう、して……どうしてこん、な…や、め…かふぁぁっ!!」
 その相手、新女の元トップレスラー、マイティ祐希子は菊池の顔を見ないままぐいぐいと首を削いでいく。
「あっ、が……ぐうぅぅっっ!」
 長時間の呼吸責めに耐えかね、菊池の膝がカクカク笑う。ここまでの流れで力の入らない脚では体重を支えきれず、祐希子が足を離すとそのままコーナーポストに寄りかかり腰を突いてしまう。
「はぁっ…はぁっ……えげえぇぇっ!!」
 ようやく息苦しさから解放された菊池。しかし、試合はまだ終わらない。いや…開始からすでに15分、すでに試合という体を為していなかった。
 低空ドロップキックを無防備な腹に受けてその場にうずくまり体を震わせる菊池。フレッシュ・ファイターとして正規軍の特攻隊長を勤め果敢に格上レスラーに挑んで行ったが、今日の相手は分が悪い。
 元は新女のトップレスラー、しかし、幾多のレスラー達に嬲られその地位から引き摺り落とされてしまったとはいえ、足をまだ攻められていないマイティ祐希子を前にしてはどうしても一歩を譲ってしまう。

 そう、菊池は祐希子の脚を一度も狙っていない。

 富沢レイに始まり、関節の巧者達の容赦ない膝狙いの極め技、サンダー龍子を筆頭にするパワーファイター達の強烈なラフ攻撃。それらに絶えず晒されてきた祐希子の脚は、常に爆弾を抱えた状態となっている。かつてのチャンプに苦渋を舐めさせられた強豪達はこれ幸いと弱点を攻め立て、今や格下レスラー達の攻撃を受けただけでも、動きは止まってしまう。渡辺智美、小早川志保…そして榎本綾。今まで何かと構って面倒を見て育ててきた後輩達が、牙を剥いた瞬間だった。
 普通に試合をすれば歯牙にもかからない後輩達は、しかし徹底的に祐希子の脚を壊しにかかった。
智美のたどたどしいアキレス腱固めにいたぶられ屈辱のギブアップを喫し、志保の繰り出した脚への連続ドロップキックで動きの止まった祐希子はそのままフェイスクラッシャーで顔面からリングに叩きつけられ、初めこそ大先輩に遠慮して動きのぎこちなかった綾ですら、最後はヒップアタックで押し倒した祐希子の顔を尻で押し潰し、負け犬となったかつてのチャンピオンを蹂躙しながら恍惚の笑みを浮かべるまでになった。
…マイティ祐希子。最強の代名詞であったその名前も今は陵辱の対象でしかない。

 その中で、唯一の例外がいた。

 祐希子を師と慕う、神風ファイター、菊池理宇。

 あらゆるレスラーが祐希子を嬲る中、菊池だけはそれをよしとしなかった。
 逆に、ライラ神威や村上姉妹など、ヒール軍団が祐希子を嬲り者にした時には自らの身も顧みずに救出に向かい、見事生還を果たした。ぼろぼろになった祐希子と抱き合い、生涯の師弟だと宣言した。

 その、祐希子が…
 菊池が師と仰ぐ、マイティ祐希子が今、目の前に立ちはだかっている。

 このマッチメイクに異論を挟む者はいなかった。『師弟の絆を確かめ合う一戦』このキャッチコピーに菊池は異を唱えずに承諾し、祐希子も拒絶しなかった。いや…できなかった。

206 :名無しさん:2007/09/28(金) 21:31:22
 試合前にアナウンサーがコールしたキャッチコピー。しかし、会場広しと言えども、それを額面通りに受け取っていたのは菊池くらいだけであっただろう。
 試合は空中戦から始まった。相手が誰であろうと容赦なく、しかし姑息なことはせずに正面から向かっていく特攻ファイターの菊池と、墜ちたとはいえ新女のトップとして長期政権に君臨していたマイティ祐希子。ふたりの飛翔戦士の技が華麗に炸裂するたびに会場からは大きなどよめきが沸き…菊池は充実感に満たされていた。菊池としてはこの一戦で祐希子がまだ死んでいない…まだ、一戦でトップを狙える、そうアピールする狙いがあった。
 祐希子もまた、久々に惜しみなく出せる跳び技を堪能していた。今までの試合では本領を発揮するまでもなく、最強武器である脚を狙われ、地に這わされてきた。――今日はその心配は、ない。心ゆくまで菊池と技を競い合える。

――そんな甘い夢想を打ち砕いたのは、会場の片隅に銀髪のレスラーの姿を祐希子が見つけてしまった瞬間だった。
 試合5分。ドロップキックの撃ち合い。相打ち気味に二人がリングに倒れ、先に立ち上がったのは祐希子。ここまでの流れでは菊池が立ち上がるのを待って二人のドロップキック合戦が繰り広げられてきた。菊池も当然そのつもりで立ち上がろうとするが…

「えぶげえぇぇ!! …あ、げ…げほっっげほっっ!!」
バシィッと肌を撃つ音が響き、胸を押さえ菊池が咳き込む。正面からサッカーボールキックで菊池の鳩尾を蹴りつけた祐希子は、震える腕を掲げ、場内に宣言する。
「お……お遊びはもう終わりだああぁぁぁっ!!!」
 ドゥオオオと沸く会場の中で唯一、菊池だけが耳を疑った。今までのやりとりは、遊びだった、と。
「ゆ…祐希子、さん。……ぁ、そっか…私が手を抜いていると思ってたんですねっ? よぉし…なら、こっちも本気を出すぞおぉっ!!」
 ようやく立ち上がりながら祐希子の言葉を自分の良いように解釈する菊池。会場の中でその前向きな心を嘲笑う一団がいることを彼女は知らない。

 ここから試合はターニングを迎える。それまで通り自分の得意とする飛び技で攻めかかっていく菊池に対して、祐希子のファイトスタイルは一変する。
 いや、豹変と言った方が良いのかもしれない。祐希子はラフ攻撃に徹し、ことごとく菊池の飛び技を潰しにかかった。
 ドロップキックを受け止めずにスカされ、リングに無様に倒れてしまう菊池。これまでになかった祐希子の戦い方に驚き、不審の表情を浮かべながら立ち上がろうとするが、髪を掴まれ祐希子に引き起こされてしまう。
 「祐希子さん…どうしたん……ふげえぇぇっ!!」
 「…おしゃべりをしてる暇は、ないっ、わよっ!!」
 飛び技に必要な身軽さを確保するために、必要最低限に抑えられた腹の筋肉。それが膝蹴りに貫かれる。目を大きく見開き、倒れようとする菊池の髪を掴んだまま、祐希子は右…左…また右、と膝蹴りの連打で攻め立てていく。
 「お…ごおぉっっ!! げぶぁっ!! ぁ…ぶうぅぅぅ!!」
 ダウンすることすら許されないまま師匠の膝蹴りに囚われてしまう菊池。ようやく祐希子が膝を降ろすと、その場に腹を押さえたまま蹲る。
 「は、ぁっ……お、おなか、が…」
 ぐに…押さえた腹筋は歪んだような柔らかい感触だけを伝える。菊池のボディをさんざんに壊した祐希子は、愛弟子を遠目に見ながらロープへと背中を預ける。そして、一気に駆け寄り…
 「くぁぅぅ…ゆ、祐希子さんは…ぁっ!? おごおおぉぉぅぅぅっ!!!」
 ゴキイィィッ!!!
 弾みをつけながら駆け寄った祐希子の膝が、菊池の顔を正面から抉る。
 「うぶぐあぁぁっ!!! あぎいいぃぃっっ!!」
 堪らずにその場で顔を押さえ悶絶する菊池を横目に祐希子は視線を会場へと向ける。その視線に答えるように銀髪の女が首をゆっくりと立てに振り…右手を掲げると親指だけを立てた拳を、勢いよく下げた。

207 :名無しさん:2007/09/28(金) 21:32:29
 微かにそれを見て青ざめる祐希子。だが、彼女は無様な姿で転がり回る菊池の脚を掴むと、リングを引きずり回す。引き摺りながら時折膝の裏に叩き込まれるキック。パアァンンッ! バシイイィィッ!と肉を撃つ音が響くたびに菊池の口からは「ひぎゃあぁぁっ!」だの「ぐうぅぅっっ!」だのと言う悲鳴が漏れる。
 どんな相手にも屈さずに立ち向かっていった神風ファイター、その矜持を崩したのは他でもない敬愛するマイティ祐希子だった。

 リングを引き回される間に菊池は、会場の観客がこの展開を楽しんでいることを察する。自分が悲鳴を上げるたびにフラッシュが炊かれ、自分が悲鳴を上げてのたうち回る姿を写していく。それを知ってか知らずか祐希子はカメラマンの目の前で足を止め、自分に蹴りを打ち込んでくるのだ。

 リングを一周する頃には、菊池の脚はパンパンに腫れ上がってしまう。そんな菊池を引き摺り、祐希子はコーナーへと近寄っていく。
 「ぅっ…ま、まさか…」
 ムーンサルト。コーナーから舞い、相手を叩き潰す祐希子の必殺技を受けることになるのかと、蒼白になりながらも、期待に胸が高鳴ってしまい…菊池は複雑な心境へと落ちてしまう。
 だが、現実はもっとシンプルで、そして低俗だった。
 掴んだ菊池の脚をサードロープに引っかける祐希子。ロープがしなり、揺れた一瞬だけ菊池に揺れた瞳を向け…
 「なに……あげえぁえぁあああ!!!」
 これ以上はない、と言う悲鳴をあげてフレッシュファイターがのたうつ。ロープに支えられ空中に浮いた脚…そこに祐希子がダブルフットスタンプを仕掛けたのだ。
 ゴギュリィィッ!!
 それだけで骨がイッてしまったのではないかと錯覚するほどの激痛。脚を押さえながら菊池の眼から涙が溢れ落ちる。痛みと、不審に…

 「ああぁぅぅぅっっ…ど、どう、して…祐希子さん…なんで…いぎゃあぁぁぁぁっっっ!!!」
 菊池の涙ながらの声は、悲鳴へと置き換わる。ロープに手の届く位置でありながら祐希子が仕掛けたのはスタンディングでのヒールホールド。関節技は得意でない祐希子だが、相手が格下となれば、極めるのは絶やすい。
 ミチミチミチィィィィッ…しっかりと極めた腕に菊池の脚の軋む感触が伝わる。
 「ひぎいぃぃぃっっ!! やめてぇぇっっ!! やめて、やめてぇぇぇ…おっ、折れ…折れちゃううぅぅぅっっ!!」
 「…安心しなさい。そう簡単に壊れたりなんかしないものよ」
 俯きながらも弟子の脚を極める祐希子。菊池の泣き顔を激写しようとカメラマン達がリングサイドに群がる。
 『10分経過…』
 時間の経過を伝えるアナウンスとともに、祐希子は脚を放り出す。
 「ぅっ……うう…あ、脚が…私の、脚が…」
 ロープを掴もうにも一向に祐希子は技を解こうとせずに、反則も取られない。脱出不可能な状態で痛めつけられた右足にはすでに感覚というものは残っていなかった。
 そして祐希子は逆の、左足を掴んでリングの中央に引き摺っていく。
 「ぅ、ああぁぁっ!! 祐希子さんんっ!! 止めてっ! 止めてくださいっっ!! 止めてくださいっっ!!」
 ここに至って菊池は祐希子の様子が変だと認識するが…リングの真ん中で足を掴む祐希子は、そのまま左足を巻き込んで自分から倒れ込む!!!
 「えぎあああああああ!!!」
 背中をマットにつけたまま、ドラゴンスクリューが炸裂し、菊池の脚を噛み砕いていく。一撃で左足を粉砕され、ひくひくと痙攣する菊池…祐希子は足を掴んだまま再び立ち上がる。
 「ぁ…ぇ? ま、まさか…そんな、こと…しないですよね?」
 恐怖に震える菊池の声には、今まであった祐希子への信頼の響きはない。怯えた表情はそれまで自分に笑いかけていたのと同じ顔とはとうてい思えず…軽く目を伏せながら二発目のドラゴンスクリューが左足をねじ曲げる!!!
 「ゆ、きこさ……えあげあああああああ!!!」
 両脚を奪われた。…涙を止めどなく流しながら半失神に陥った菊池は祐希子によってコーナーポストに寄りかからせられ、更に攻め立てられる。

208 :名無しさん:2007/09/28(金) 21:33:34
「あぁ…あぁう…………くあぁぁぁぁっっ…!!」
 両腕をトップロープに絡められて身動きのできない菊池理宇のくぐもった悲鳴が響く。祐希子が振り上げた足が首を踏みつけにして菊池の顔を仰け反らせていく。顔を歪める菊池の表情は苦痛と屈辱よりも、信じられないというように自分を攻め立てる相手の顔を見つめ…
 「どう、して……どうしてこん、な…や、め…かふぁぁっ!!」
 祐希子は菊池の顔を見ないままぐいぐいと首を削いでいく。
 「あっ、が……ぐうぅぅっっ!」
 長時間の呼吸責めに耐えかね、菊池の膝がカクカク笑う。ここまでの流れで力の入らない脚では体重を支えきれず、祐希子が足を離すとそのままコーナーポストに寄りかかり腰を突いてしまう。
 「はぁっ…はぁっ……えげえぇぇっ!!」
 祐希子の低空ドロップに、今の菊池の半壊した腹筋が耐えられるはずもなく、うずくまりながら口元から涎を垂れ流した。
225 :名無しさん:2007/09/30(日) 17:03:28
>>203 の続き考えてみました

マイティ祐希子VSボンバー来島
以前の試合で、マイティ祐希子が愛弟子の菊池利宇に対して行った行為に対して、怒り心頭のボンバー来島はマイティ祐希子に一騎打ちを申し込む。
しかし全盛期の祐希子ならいざ知らず、今のボロボロの体ではとても互角に闘う事は出来ない。怖気づく祐希子に、フレイヤ鏡は控え室でボンバー来島を村上姉妹やサキュバス真鍋に襲撃させることを提案し試合を受けさせる。
試合当日、なかなか姿を現さない来島にざわつく会場。唯一事情を知る祐希子とそのセコンドについたフレイヤ鏡だけが落ち着いていた。しばらくすると会場がより一層ざわついた。だがそこにある光景はフレイヤ鏡が思い描いていた、村上姉妹らによって引きずってこられるボンバー来島の姿ではなく、来島ともう一人−こちらは頭からすっぽりとフードを被っているため誰かは分からない−が、だらしなく失神した村上姉妹を引きずってくる姿だった。怯え、フレイヤ鏡に不安を訴える祐希子だが状況が分からないのは同じだった。
(何故、襲撃がばれたんですの?誰かがリークした?でもいったい誰が、私に逆らう者が軍団の中にいるとは思えませんし・・・・!っあの小娘)
必死に頭を働かすフレイヤ鏡は、この襲撃に参加していなければならない人物がひとり足りていないことに気がつく。即ちサキュバス真鍋、彼女はあろうことかフレイヤ鏡の天敵であるビューティー市ヶ谷の横に座り、札束を渡されピラピラさせながらニヤニヤと笑顔を浮かべていた。
(・・・私たちを売った、そういう事ですのね。まぁいいです。小娘は後で折檻のうえ私財没収するとして。ビューティー市ヶ谷、こりもせず私の邪魔をするとは)
フレイヤ鏡とビューティー市ヶ谷の間には、以前からマイティ祐希子をめぐっての軋轢が何度もあった。
曰く「おーーーほっほっほっほっほ、祐希子をイヂめていいのは私だけなのだから、裏街道まっしぐらの犬っころは手を出さないでもらえますかしら?」
結果、苛立ったので衆人の前でこれ以上ないほど壊したはずだったが、しぶとく残って邪魔をしてくれるらしい。今回はボンバー来島に組し、サキュバス真鍋を金の力で買収し先手を打ったということだろう。だがボンバー来島程度の野猿、事前準備がなくても何とかなるだろうと高を括る。
ボンバー来島ともう一人がリングに上がり、ボンバー来島が「お前たちの卑怯な計画は、全部お見通しなんだよ」云々というマイクパフォーマンスが終わったところで、レフェリーから試合の変更が告げられた。
「マイティ祐希子VS菊池利宇」

226 :名無しさん:2007/09/30(日) 17:04:39
告げられた瞬間、もう一人がフードを降ろすそこから現れたものを見て祐希子が「ひっ!!」と短く悲鳴を上げる。レフェリーに告げられた通り、間違いなくコスチュームもトレードマークの鉢巻もその人物が菊池利宇だと告げていた。ただ一点違うのは「瞳」だった。以前のような愛くるしい闘志に満ちた瞳ではなく、相手をただ倒すべきものとしか捕らえていない瞳。
フレイヤ鏡の脳裏には(まるで、以前の「殺戮兵器 寿零」のような瞳、ゾクゾクしますわね、ヒールにほしいですわ)という考えがよぎる。しかし、菊池の変化について考えすぎていたのが仇となった。
突然、飛び掛ってきたボンバー来島に組み敷かれゴロゴロとリング下に落ちてしまう。
カァアアアアアン!!
そしてゴングは鳴らされた。
「祐希子さん?どうしたんですか?」
しばらく菊池利宇の瞳に射すくめられ動けずにいたのだが、その声で我に返るマイティ祐希子。
正面にはいつもと変わらぬ、菊池利宇の姿があった。その瞳も先ほどとは違い、強い意志を持った神風ファイターとしての瞳だった。マイティ祐希子が知っている菊池利宇そのものだった。
溢れ出す涙
「ヒック、うぇ、ヒッっ、ヒック・・・」
(あ、謝ろう、菊池にちゃ、ちゃんと謝らなきゃ、酷い事してごめんって)
唐突にリング上で少女のように泣き出した祐希子に駆け寄る菊池。
「ちょ・ちょっと・・駄目ですよ、祐希子さんまだ泣いたら・・・」
「だ、で、でも、ごめ、わた、私、菊池にあんなひどいこ・・・」
「だって、祐希子さんは私にぼろぼろにされてから泣いて謝ってくれる予定なんですから、まだ泣かないでくださいね、っと」
「ふぇ・・・」
そして、突きこまれる右腕。
どごっ!!
祐希子の腹筋に叩き込まれるボディーブロー。その衝撃に耐えかねて蹲り嘔吐してしまう。
「ぐげぁぁぁああああ!な、なんでぇぇぇぇっ!!」
引き起こされ2発3発と叩き込まれる。殴られては嘔吐し蹲っては引き起こされる。
「やめへぇ・・ぼ・・う・・おな・・こわれ・・」
しばらくすると反応が薄くなってきた祐希子を横たえると、またしても腹部に向かって今度はニードロップを落とす。
「ほらほら、しっかり、起きてくださいよ。私にあんな事したのに、これぐらいで、失神するなんて、許さないですからね!」
「あ、げ…げあっっげほっっ!!だ・・だめぇ・・お…ごおぉっっ!!」
だんっ!!だんっ!!だんっ!!だんっ!!だんっ!!だんっ!!だんっ!!だんっ!!
小気味よく、菊池のひざ爆弾は祐希子の腹部へ投下されていき次第に赤紫に染まってくる。
「ひど・・ひどいよ・・げふっ・・ごほっ・・こんなのォォォォ・・やめてぇぇぇ」
「やめてぇぇぇ・・・じゃないです。祐希子さん、私が止めて下さいって言っても止めてくれなかったじゃないですか、お返しですよ」
ぐったりして動けない祐希子を見下ろしながら足側へ移動し、ある一点に目が止まる。
「へぇ、市ヶ谷さんから聞いてまさかとは思ったんですけど、祐希子さんて攻められると感じてぬらしちゃうって本当だったんですね」
突然、そんなことを言われ顔を赤らめる祐希子。何とか確認される前に距離をとりたいがダメージの蓄積された体がそれを許さない。菊池の指がアソコを軽くなで上げる。

227 :名無しさん:2007/09/30(日) 17:05:54
くちゅくちゅ・・・
「ひううゥ・・・や、やめ」
敏感な部分にさわられ甘い声を漏らしてしまう。押し殺したと思ったが菊池にはしっかりと聞こえていたらしく、さらに激しく触れてくる。
「ふふ、安心してください。もっとよくしてあげますから」
くちゅくちゅ・・・くちゅくちゅ・・くちゅくぢゅ・・・ぐちゅ・・・ぐぢゅ
「ひううゥ・・・あっああっ・・や、やめ、くゥ・・だぁ・・もう、しあ・・いなの・・に」
バシンっ!!
身悶えしたとき反射的に脚が上がり、菊池の顔に蹴ってしまう。手を止め顔をおさえる。
「・・・ったいなぁ。私はただ祐希子さんと一緒に気持ちいいことしてただけなのに。一緒にいたいだけ・・・ああ、でもこれ試合でしたよね。そっか、じゃあちょっと痛いかもしれないですけど我慢してくれますよね」
「・・はぁはぁ、い・・いったいなにを・・」
息も絶え絶えに引きずられていく先を見て背筋が凍る。そして祐希子の足をサードロープに引っ掛け
「ま、まさか。やめてっ、お願い菊池やめて許してっ!!」
「ダメですよー。前の試合で祐希子さんが私にしてくれた技ですよ。うまく出来るか見ててくださいね?」
「だめだめだめだめだめだめだめだってばぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
そんな懇願もむなしく菊池はダブルフットスタンプを仕掛けたのだ。
ゴキンっっ!!
「もう一回っ」
べキンっ
菊池のときとは違い、明らかに骨の折れる音。無理もないもともと祐希子の脚は菊池と違って散々責められ続けていた。耐えられる道理はなかった。
「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!あ、私の、脚が・・。お願い、お願いィ菊池・・何でもするから言うこと聞くから謝るから・・許してぇぇ」
壮絶な痛みに悶える祐希子。祐希子を後ろから抱え込むようにしてその言葉にうなずく菊池・・・そして
「でもこれ、試合ですから」
首に回していた腕に力を込める。祐希子がもっとも苦手とする業、スリーパーホールド。
急に呼吸が出来なくなり、魚のようにパクパクと口をあけて喘ぐしか出来ない。耳元で菊池が何か言っているがもう意味も理解できない。
(でも、終わったらきっと菊池はやさしくしてくれる、いたいことなんてしないんだろうなぁ・・・・ずっといっしょそうでしょ?りゆ)
祐希子の意識は安息を求め、暗闇の中へ落ちていった・・・。
                            Bad End

228 :名無しさん:2007/09/30(日) 17:08:52
(注 まずはつたない文章にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
世間で大人気のNice boatを見て慄き、グランラガン最終回の20年後のキャラクターたちに鬱になっていたらこんな事になってしまいました。ただこれだとあまりにもあんまりな展開なので以下幾つかのEndを書いてみました。ただ完全に自己満足のものなのであまり期待しないでください)

(でも、終わったらきっと菊池はやさしくしてくれる、いたいことなんてしないんだろうなぁ・・・・そうでしょ?りゆ)
祐希子の意識は休息を求め、暗闇の中へ落ちていった・・・。
ごんっ!!「ぐうゥゥゥゥゥっ!!」
急にリングに頭をたたきつけられ覚醒する意識。目の前に広がっていたのは、銀色の獣に襲われている菊池。「がはっ、しぶと・・・くまだ・・いたんです・・ね?ぐうゥっ、来島さんはどうし・・たん」菊池の後ろからスリーパーホールドを決めているのは、試合開始直後にボンバー来島によってリング下へ落とされたフレイヤ鏡。
「今は気持ちよーく、おねんねなさってますわ。あんな野猿ごときで私の足止めが出来ると思うのが間違いですわ」そうは言いつつもフレイヤ鏡の額からは大量の血が流れ出ている。
「貴方たちごときに祐希子は渡しませんわ」
「ゆ・・き・・・こさ・・ん」菊池の手が何かを掴むように上がり、しばらくして力なく下がった。それをじっと見つめる祐希子にフレイヤ鏡は手を差し出し問いかける。
「祐希子、いい機会だから聞いておきますわ。貴方はどうしたいのかしら、このままここに残る?
それとも私と一緒に来て、これまで以上に痛い思いをします?」
祐希子の答えは決まっている。闇で失ったものは闇の中でしか取り返せない。だから以前の『マイティ祐希子』という自分を取り返すには、どんなに甚振られ、弄られ、辱められようとフレイヤ鏡たちについていき、いずれはその喉元を噛み砕く。それしかない。フレイヤ鏡の手を力強く握り返す。その見つめ返す瞳に何を感じたのか祐希子の顔に近づき、唇を強引に奪うフレイヤ鏡。
フレイヤ鏡END

祐希子の意識は休息を求め、暗闇の中へ落ちていった・・・。
・・こ・・さ・・・ん・・・ゆ・・さ・・ん・・ゆき・・ゆ・・さ・・・・さん
誰かが自分を呼んでいるのが分かる。ただ今は眠らせておいて欲しかった。しかしその意識に反して声はいまだに自分を呼び続ける、強く、強く。
「祐希子さん、祐希子さん、しっかりしてください、祐希子さん」「ふぇ!?」
状況の把握が出来ずに一瞬戸惑う。ここは確かジムの医務室。頭にはなぜか包帯。隣にはこちらを覗き込んでくる菊池。さっきまでとはまるで違う雰囲気。さっきまでのは夢?それともこっちのが夢なのか?「あっつつつ、頭が痛いわ」
「あああぁ、ダメですよ。頭から落ちたんですから安静にしていてください」
「頭から・・・落ちた?」
菊池から事情を聞くと、どうやら自分は新技の開発と称し練習しているときに強く頭を打ち意識不明になっていたらしい・・・半日程度らしいが。
「途中からすっごいうなされてるし、わたしすっごい心配したんですからね?これからはあんな無茶しないで下さいね」うなされていたという事はあれが夢で、こっちが現実ということでいいのかな。がみがみと母親のように文句をつけてくる菊池だったが、皆に知らせてくると言って席を立った。私ももう一眠りしようと思ったが出掛けの菊池の一言が気になっていた。
「祐希子さん、これからもずっと一緒ですよ。それとご馳走様でした」
さっきから下半身に違和感を感じると思い、布団をはぐとなぜか履いていなかった。
そしてなぜかアソコの部分だけシーツが湿っていた。
                                菊池利宇END

「という本を今度の冬コミで出そうと思うんだけどどうかしら?」
「短い付き合いだったな〜」
「なむ〜」
その後ろには頬を引きつらせた祐希子と、真っ赤になった菊池利宇が・・・・
                               3バカEND
動画 アダルト動画 ライブチャット