245 :名無しさん:2007/10/01(月) 21:05:40
60分一本勝負 マイティ祐希子vs渡辺智美

 遙かに実力とキャリアに差がある後輩との対戦に新女のトップレスラーだったマイティ祐希子は不満と憤りを隠せない。だが、この試合が今の祐希子への団体からの評価だった。対角線のコーナーでは観客からの声援に手を振り笑顔で応える渡辺智美。実力はないが、ルックスとパフォーマンスで人気を得ているアイドルレスラーというのがもっぱらの評判だった。レフェリーに促されてリングの中央に歩み寄り、ボディチェックを受けながら睨み付ける祐希子に向かって渡辺は不適に笑い返す。
 「んふふ…イイんですかぁ? そんな体で試合に出てきちゃってぇ…早いうちに引退しちゃった方が良いですよぉ?」
 「…余計なお世話よ。あんたこそチャラチャラしてると怪我をするわよ?」
 「怪我をするのは、センパイの方だと思いますよぉ? あは☆ もうしちゃってるんでしたっけぇ?」
 意味ありげに膝を見る渡辺から離れコーナーへと戻る祐希子。背中を見送りながら渡辺はにんまりと笑い…そしてゴング。

 ゴングと同時に両者勢いよくコーナーから走り出す。接近して得意とする関節技に持ち込もうとする渡辺に対して祐希子は跳び技を駆使して近寄らせようとしない。ドロップキックで渡辺を倒し、起き上がりを狙ってロープへと自分から走り、反動をつけたローリングソバット。祐希子得意の跳び技であるが精彩を欠いた展開で試合は始まった。
 若手相手に自分の土俵で流れを持って行こうとする祐希子に対して会場からはブーイングが投げられる。大げさとも言える動作で倒れながら悲鳴を上げる渡辺には声援がかけられ、会場内は徐々に祐希子アウェーの状態に。やりにくさを感じたのか、渡辺を引き起こすと組み付き、ブレーンバスターの体勢に入る。
 「ふふふ…分かったでしょ〜? もうセンパイの時代じゃないってことですよぉ?」
 「うるさ…あがぁっ!?」
 軽口を受け流して投げを打とうとする祐希子がガクリと膝を突く。渡辺のブーツが祐希子の脚を踏みつけ、体重をかけて踏みにじったのだ。
 「あはぁ☆ ごめんなさ〜い♪」
 足を押さえて悶える祐希子の目の前できゃらきゃらと笑いながら悠々とバックに回り
 「じゃ…お返し、イキますねぇ♪」
 「こっ、こんな卑怯な…ふぐあぁっ!!」
 背後から抱きつくように腕を回してスリーパーホールドが極まる。渡辺の腕力は大したことはないが、ただスリーパーを掛けるだけでなく、より深く食い込ませ、いわゆるチョークスリーパーで締め上げている。むろん反則だが…。
 「え、げ……れ、レフェリー…チョー……クッ……チョークッ!!」
 「マイティ! ギブアップか?」
 自分を締め上げる腕を叩きながら反則をアピールする祐希子に対してレフェリーは何もアクションを起こそうとせずに、ギブアップの意志だけを尋ねてくる。
 「ノーチョーク、だってぇ♪ んふ、センパイ、あたしのスリーパーで落ちちゃいますかぁ?」
 「ぐえぇ………え、げ…ぐ、ぞ…ぉ」

246 :名無しさん:2007/10/01(月) 21:06:52
 力ずくで引き剥がそうと試みるも首の窪みにしっかりと食い込んだ腕は容易には外れず、仕方なしに祐希子はロープへと脱出の道を求める。背中に渡辺を背負いながらじりじりと這いずる祐希子。その間にもスリーパーは祐希子の呼吸とスタミナをそぎ落としていき、ようやくロープに手が届いた時には肩で息をしなければならないほどになっていた。
 「はっ……はぁっ………ろ、ロープよ。さっさと、離れなさい…」
 「はぁい、お疲れさまでした♪」
 「ぇ…あぐぁっ!!」
 息絶え絶えに喘ぐ祐希子の背中から離れると渡辺は髪を掴んで祐希子の首に腕を回し、ヘアホイップでリングの中央の方へと投げる。ロープから距離が離れたことを確かめると右足を両腕に抱え
 「じゃ、……いっくよぉ〜♪」
 コンサートの開始を告げるアイドルのようにアピールをすると会場が声援に揺れ、ステップオーバーして片エビ固めをかける。
 「ぁっ……ぐくああぁぅぅあぁぁぁっ!!」
 後輩の下に敷かれながら足と腰にかかる痛みに耐えきれず、リングに擦りついた祐希子の口から悲鳴が漏れる。
 「ギブアップしたくなったらぁ、いつでも言ってくださいねぇ? センパイ? ふふ、練習嫌いのあたしでもぉ、今のセンパイをギブさせることなんか簡単にできるんですからねぇ?」
 「ギィ……あぐぅ…っ、だ…れが、ぁっっ…あぁああああああっっ!!!」
 渡辺が一際体を反らすとしゃちほこのように祐希子の体が曲がり悲鳴が大きくなっていく。腰がギシギシと軋み、ロープに這いずることもできない。
 たっぷりと祐希子の脚を痛めつけると渡辺は片エビ固めをリリースする。俯せのまま立ち上がることもできない祐希子の姿からは彼女が新女のトップレスラーだったことは到底伺えない。
 ズリ、ズリと中央へと祐希子を引き摺りながら渡辺は楽しそうに目を輝かせる。
 「ねぇ〜、センパイ♪ 今日は私の練習にとことんまでつきあって貰いますからね♪」

 それからはまさに祐希子は渡辺のスパーリングパートナー、いやただ技をかけられるだけの人形扱いされる。関節技を得意とすると言っても他のカテゴリーよりも少し上手いという程度であり、バリエーションも少なく、関節技という特性上、本気で練習を積むというわけにも行かない渡辺にとってこの機会は
 『絶好のチャンス♪』
 と言うことになる。ここぞとばかりに手加減なしに技をかけるたびに祐希子の悲鳴が会場に響いていく。
 膝十字固めで更に脚殺しを続けると次には上半身に狙いを定め、アームロック、脇固めと続けて腕の力も奪っていく。技をかけるたびに祐希子にギブアップを尋ねるが、それを拒絶されても気を悪くした風もなく、むしろ嬉しそうに瀕死の祐希子をいたぶり続ける。息絶え絶えになった祐希子を引き起こすと背後に腕を取ってチキンウィングアームロックで肘を軋ませ、そのままの流れでフェイスロックをかけチキンウイングフェイスロックへ。密着した祐希子がくぐもった声で呻く様を堪能すると俯せに倒しキャメルクラッチを仕掛ける。かつてのチャンピオンが若手レスラーに良いように嬲られる姿に会場からは祐希子が悶える姿を写そうとひっきりなしにシャッター音が響く。

247 :名無しさん:2007/10/01(月) 21:08:17
 「っぁぁぇうあぁぁ…くっ、そぉ…ぁっ…いぎあぁぁぁぁ!!」
 「ふふぅぅん? どうしたのかなぁ、祐希子センパぁイ?」
 脚を絡ませた渡辺が余裕の表情で微笑んだまま祐希子にアキレス腱固めをかけていく。これも慣れた技ではないため、南など巧者の技を凌いできた祐希子にしてみればものの数ではない…はずだったが
 「ぎぃぃあ…あく、ぅぁぁっっっ…ひぐ、ぅっ…こ、こんな…生ぬるい、技…ぁっ」
 四肢を徹底的に関節技でいたぶられた今の祐希子にしてみれば真綿で首を絞められているに等しい。強烈な技であれば一瞬でギブアップする覚悟も決まるものを、微妙なかかり具合ではその決心も鈍ってしまう。、しかし確実に渡辺の関節技は脚を蝕ばんでいく。脚の感覚は痛み以外とっくに失っているが、このへらへら笑った後輩にギブアップしたくない――その気持ちが祐希子に屈服を拒ませる。
 「でもぉ、辛そうですよぉ? ふふ、脚なんかとぉっくに動かなくなってるんじゃないかなぁ? ね〜ぇっ?」
 「ひっ、ぎああぁぁぁぁああ!!」
 したり顔で締め上げる渡辺に、苦痛に歪んでしまう顔を激しく左右に振る祐希子。震えながら見上げるスクリーンには【00:55:00】の表示。
 『後、5分…5分耐えれば…』
 60分一本勝負のこの試合、見栄えは悪くとも、ドローに持ち込める。この苦痛から逃げられる。その一心で祐希子は懸命にギブアップを拒み続ける。
 「もぅ〜…あきらめが悪いなぁ〜。さっさとギブしちゃえば……ぁ〜! センパイ、時間切れ狙ってますねぇ? ダッサァ♪」
 祐希子の意図を見破り、けらけらと笑う渡辺を睨み、今の祐希子には耐えることしかできない。今口を開けば悲鳴が溢れだし、それは積もれば祐希子の心を砕く言葉へと変わってしまう…
 「でもぉ……んふふ、残念でしたぁ☆」
 「ぇ…?」
 『ぁー…コミッショナーから観客の皆様に申し上げます。ただいまの試合、60分の時間制限でございますが…両者のたっての希望がありまして…無制限一本勝負へと変更させていただきます!!』
 「なっ…いぎゃああああああぁぁぁ!!!」
 リング下からの急遽の試合形式変更に抗議しようと口を開きかけるが…それを見計らったかのように渡辺がこれまでとは比べものにならない負荷を踵にかけてくる。
 「ふふふ〜ん。さ、センパイ…たぁっぷりいじめてア・ゲ・ル♪」
 バンバンとリングを叩き、頭を抱えて藻掻く祐希子の耳に渡辺の声は届かない。頼みの綱のスクリーンの表示が『無制限』に切り替わった瞬間。
 それまで耐えていた心の糸がぷっつりと切れた。
 「ギッ…ギブアップウゥゥッ!! ギブ…ああぁぁぁっ!! ぃぎぃぃあぁあぁあぁあぁっぁあぁぁっああ!!!」
 一際長い悲鳴で叫びながら糸の切れた人形のようにガクリと倒れる祐希子。ゴングが鳴る中、渡辺は悠々と技を解くと以前は良くまとわりついていた先輩を格下レスラーを見る目つきで見下ろし、さんざんもてあそんだ脚を最後にググッと踏みにじる。
 「つまんないの〜。せっかくまだ試したい技がいっぱいあったのにぃ……ま、いっかぁ。……みんな〜応援ありがとぉ〜〜♪」
 ゴングが鳴り響く中、観客に向かって腕を振る渡辺。その脚の下で祐希子は気を失いながら止めどなく涙を流し続けた。
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