517 :さいたま地下プロレス:2008/01/08(火) 01:27:51
   ミミ吉原  vs  南利美
     3.8倍       2.7倍


”関節のヴィーナス”
それは関節技を操る日本人選手の中でも、最も関節技に長けた選手に与えられる称号。
つまり、その称号を得た選手は、日本で最高の関節技の使い手だ。

リングに上がる茶髪の女。
かつて関節のヴィーナスと呼ばれ、理沙子と死闘を繰り広げ一時代を築いたミミ吉原。
今では関節のヴィーナスの称号を後輩に明け渡したものの、その関節技は健在だ。
第1試合でも、優勝候補の筆頭にあげられていたフレイア鏡を2度の失神に追いやっている。

続けてリングに上がる黒髪の女。
ミミ吉原から関節のヴィーナスの称号を奪った選手が、この南利美。
関節技なら、世界でも屈指の強豪だ。
その強さは、スリーパーを1度も使わないままマイティ祐希子を葬った第2試合でも証明されている。

「やっぱり利美が勝ち上がってきたのね。」
『ええ。それが何か? 私はミミさんが勝ち上がるとは思わなかったですけどね』
「あ、やっぱりそう思った? ちょっとあぶなかったもんね。 でも利美もあぶなかったじゃない。」
『…そりゃまぁ…。相手は祐希子でしたし…』
「……そうね。」
吉原は自コーナーに戻り、南も一緒に自コーナーに戻る。
”ルールの確認をいたします。戦闘不能もしくは意識の喪失により決着とします。
 凶器攻撃、反則いずれも無制限、3カウント、ギブアップ、ロープブレイクは無効です。
 それでは試合開始です。”

二人がリングの中心で距離をつめていく。
南のタックル。そのタックルを吉原が切る。
タックルを潰された南の背後に回りこみ、スリーパーホールド!
『ぐぁ! っぐ…………っくは…』
南の口から小さな呻き声が漏れる。
しかし巧みに角度を変え、首と腕の間に指をねじ込んで引き剥がす。
その手を腋にかかえて身体を捻り、ワキ固め。
「ぁ…っ…………ぅぎ……」
今度は吉原の口から小さな呻き声が漏れる。
……その後もリングで関節技のせめぎあいが繰り広げられる。

通常、関節技の得意な選手が試合に出ると、その会場には相手選手の悲鳴が響く。
しかもそれが関節のヴィーナスともなれば、その悲鳴が絶叫に変わり、止まる事が無いのが普通だ。
しかしこの試合は静かに進む。
南の関節技が吉原を捕らえても、吉原は小さく呻くだけで耐え、
吉原の関節技が極まっても、南は小さく呻くだけ。
ルールを確認しなければ、悲鳴をあげたほうが負けというルールかと勘違いしてもおかしくない試合だ。

しかし、徐々に大勢が傾いてきた。
『うぅぅぅ……。っぅううぅあっっ! ああああっ!!!』
膝十字固めに捕らえられた南が叫んだ。
現在の関節のヴィーナス、南利美が声を上げると、上ずった南の首に飛びつき、ドラゴンスリーパーが決まる。
『っぐうぅぅっ…っ! ぅうぅぅぅぅぅううぅぅ!!! うぅぅあああぁ……』
片腕の自由を奪われ、背中を膝で支えられた状態で首を90度反り返らせる南。

518 :さいたま地下プロレス:2008/01/08(火) 01:28:58
「ここまでよくがんばったけど、そろそろ本気出しちゃうわよ?」
『ううぅぅぅ!!! っぐうぅぅぁ……ぁぁぁっ!!!』
「関節のヴィーナスの名前、そろそろ返してもらおうかしら?
 祐希子相手にあんなに苦戦してるようじゃ、今のあたしには勝てないわよ。
 祐希子がダメって言ってるんじゃなくて、そこが利美の弱さかなって言いたいんだけど。」
吉原が腕を徐々に引き絞っていく…。
『ぐえ……っ!! …ぅあ……っ!! っがぅうぅぐうううぅっ!!』
「利美は昔から祐希子にスリーパーをかけなかったでしょ?
 あたしはずっとなんでかなぁって思ってたんだけど、
 ずっと昔から祐希子がスリーパーを苦手にしていることを知ってたのに、わざと避けてたんでしょ?」
試合の中盤に、あえて必殺技のドラゴンスリーパーをかけた吉原。
思惑通り、南の体力はみるみるうちに奪われていき、動きが鈍くなっていた。
『ふ…がぁ…………。 ぅぅううぅ……。 くは……』
「祐希子の弱点を狙わないのが、利美の弱さよ。
 …空手を封印したあたしが言っても説得力ないかもしれないわね。」
不意に南を手放して立ち上がると、フレイア鏡を打ち破るきっかけにもなったあのファイティングポーズを取る
「利美、あたしは利美の弱点を狙わせてもらうわよ。覚悟しなさい。」
『……私の弱点…?』
「教えないわよ?」
『………そう。…じゃあ聞かないわ。』
南が吉原に飛び掛ろうと一歩足を踏み出したのと同時に吉原が一歩踏み出し…
ドガァっ!!
『ぐうううっ!!!』
吉原の右脚が南の脇腹を抉る。そしてその右脚を下ろし、続けざまにハイキック!
『っぐぁっ!!』
ガードが下がって、ノーガードになっていた側頭部を捕らえられ、
足からガクッと力が抜ける…が、なんとか踏みとどまる南。
その踏みとどまった南の両脚に浴びせられるローキックの嵐。
バシィッ!! ビシッ!! バシィッ!! 
『っぐ……うぁっ! ぁああっ!』
右脚・左脚、内腿・外腿、膝裏・ふくらはぎ・むこうずね…。
どこを狙うわけでもなく、南の隙が出来た部位に的確にローキックを叩きこむ。
みるみる内に真っ赤に染まり、腫れ始める南の両脚。
南が脚を上げローキックのダメージを逃がそうとすると、次の瞬間
ボスゥッ!!
『っぐふうっ!!』
南の脇腹にミドルキックが叩き込まれる。
たまらず一歩下がり距離を取る南。同時に一歩踏み込み距離を保つ吉原。
もちろん、そのときにもローキックを叩きこむオマケ付き。
『あああああああああっ!!!!』
さらにもう一歩下がる南。同時にさらに一歩踏み込む吉原。そしてハイキック。
『んが……っ!』
膝から崩れ落ちる南。崩れ落ちた南の左足を取り、アキレス腱固めを極める吉原。
ギリッ…。
『ぎぃぁあああああああーーーーーっ!!!!!』
ついに南が吐いた絶叫。そして手放す吉原。
なぜ吉原が手を離すのか、観客が理解するまでには数秒の時間が必要だった。
左足を抑え、リングに這いつくばる南。
吉原は一瞬にして南のアキレス腱が伸びきる寸前にまで伸ばしていた。
「戦闘不能もしくは意識の喪失かぁ…。
 誰も試合を止めに来ないってことは続行みたいよ?」
『………………………………。』
立ち上がった南との距離を調整し、キックの間合いに入る吉原。
キックの間合いでは危ない南がタックルをする。…が、それに膝をあわせる吉原。
『っがぁああ!!』
下から突き上げる膝で南の顔面が真上に吹き飛んだかと思うと、
それを迎えるように上から振り下ろされる掌打が続けざまに南の顔面を捕らえ、
『ぎゃふっ!』
今度は下に叩きつけられる南。
距離をとって立ち上がる南の両鼻から鼻血が垂れ、ボタボタとリングに落ちていくが、
吉原にとってはそんなことは関係ない。すぐに距離をつめ、南の腹めがけて前蹴りを叩きこみ、
『ふげうっ!!』
身体を2つに折りながら後退する南。

519 :さいたま地下プロレス:2008/01/08(火) 01:30:26
「はい、もーらいっ。」
低い位置にきた顔面に正拳突きが叩き込まれ、コーナーに弾き飛ばされる南。
コーナーに飛ばされた南の鳩尾めがけて叩きこまれる足刀!
ドボォッ
『っぐうううぅ!! おげ……』
南には逃げ場が無いどころか、背後にコーナーがあるせいでダメージの逃げ場すらない。
口からリングに向かって涎の糸を伸ばす南。
吉原はその目の前で身体を翻し、ダメージに歪み鼻血と涎で顔を汚れた南の顔に裏拳を叩きこむ!
『ごはっ!!』
涎と鼻血をリングサイドに飛び散らせながら顔面が吹き飛ばされる。
がらあきになった南の腹に中段蹴り!
『っ!!! っっ!!!! ……っぐうっ…ぉ……おげ……おげえぇえ……うげええぇええぇぇ』
鳩尾から胃にかけて鋭く抉られ、呼吸困難になりながら胃の内容物を口から噴き出す南。
「あらぁ?これは大変だわ。大丈夫?背中さすってあげようか?」
南をコーナーから引きずり出すと、ガッチリと卍固めに絡め取って背中をさする吉原。
南が胃の中身を全て吐き出し、口から胃液の糸を伸ばすだけになるのを確認すると
「私疲れちゃったから、そろそろ終わりにしていいかな?」
南をリングに転がし右脚を掴むと、ヒールホールドに捕らえ…
ゴリ。
『っぎぃぁあぁああああぁあぁぁぁぁあぁあぁあぁああぁああああああーーーーーーっ!!』
軽い音と共に南の絶叫が響き、右脚の制御が失われる。
「…あら?まだ止めにこないの? ……それなら…しょうがないわね…。」
続けて右腕を掴み、チキンウイングアームロック。
グキッ。グリッ。
右腕の肘を外し、直後に肩まで外す。
『んぎい゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーー!!!!』
「…さ、これで……終わりね。 ……ええ!? まだゴング鳴らないの?
 こんなので試合続行なんてできるわけないのに。
 ……これで試合できるものならしてみなさいってのよね」
南の左腕を巻き込みながら腕を回し、肩固めを極める吉原。
『ぅぅぅううううぅぅぅ………。 ……うううぅあ……ぁぁぁ………』
吉原の腕の中で呻き声を上げる南。
スリーパーとは違い、すぐに意識を奪われることは無い技。
南の黒目が徐々に上瞼に吸い込まれ…たかと思うと、中心に戻る。
口から涎が垂らしたまま、抵抗が消えた…かと思うと、不意に抵抗を始める。
徐々に意識が奪われていき、失神との境をウロウロとふらつく南の黒目が左右にブレはじめ、
今度こそスウ…と上瞼に吸い込まれていき、全身から力が抜けていく。
終わってみれば吉原の圧勝。
鼻血を噴き、ゲロを吐き、右手右脚を奪われてリングに眠った南の耳には
敗北を知らせるゴングは届かなかった。
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