6 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 22:48:27
アメリカマット界の異端児クール・E・デンジャラスゾーン率いる狂気の団体ECWW。
ここまで苦難の連続だった武藤めぐみの米国遠征だが、未だ帰国命令はないまま次の試合の日を迎えてしまった。
プライドに賭けてもこれ以上の敗北は許されないめぐみの前に、第三の刺客が現れる。

『次に入場しますはイタリア・シチリア島出身!』
入場ゲートの奥からのそりと姿を見せたのは身長2メートルにもなろうかという大女だった。
イタリア国旗を掲げてリングサイドまでやって来た大女に気圧されまいと懸命に身構えるめぐみ。
「そんなにビビりなさんな、お嬢ちゃんよ。アンタと戦うのはあたいじゃないぜ」
「?」
「こっちだ!」
なんと大女の巨大な頭の横からもう一人の女が顔を突き出してきた。
大女の背中からリングに降り立ったのはイタリアの三色旗をイメージした
緑のシャツ・赤パンツ・白のリストバンドで固めた、レスラーと呼ぶにはあまりに小柄な女。
『“純潔イタリア人軍団”リーダー、リトル・シシリー!同行しますはビッグ・シシリー!』
ECWWマットを彩る凸凹チームが今回の相手であった。

試合の流れは圧倒的にめぐみの物だった。
対戦相手のリトルは背丈がめぐみの肩にも届かないほどの貧弱な体格で、
攻撃をもらうたびに細い身体を痙攣させて苦痛にもだえる。
頼みの相棒ビッグを介入させようとするも冷静に周囲に目を配るめぐみは付け入る隙を与えない。

「どうした、三下!」
めぐみは体格差を生かしてリトルをコーナーに押し込むと、エルボースマッシュを連発で打ちこんでいく。
(わたしも舐められたものね。こんなくだらない相手をぶつけてくるなんて)
これまでこの遠征では良いところが無かっためぐみだが、それはあくまで凶器や特殊ルールといったイレギュラーな
要素によるもの。実力ではインディー団体の無名選手たちに劣るわけはないという自信はあった。
だが、めぐみを支えてきたその自信が彼女を取り返しのつかない落とし穴に嵌めることになる。

7 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 22:52:04
痛めつけたリトルをロープに振り、返ってきたところにケブラドーラ・コンヒーロ(風車式背骨折り)を狙う。
相手の背中を粉砕する一撃を見舞うその時、めぐみは一瞬リングサイドに目をやった。
(介入は、してこないわね)
わずかに意識が目の前の対戦相手から逸れた瞬間だった。
めぐみの膝に叩き付けられようとしていたリトルが空中で体勢を入れ換え、左腕を掴んで押さえ込む。

バキバキッ!!
「ああっ…?ぎゃあアァァァッ!!」
電光石火の脇固め。タップする暇も与えず極めきった一閃で簡単に左肩が悲鳴をあげる。
必死で逃れようとするめぐみの体をコントロールし、流れるようにチキンウイングフェイスロックへ移行。
破壊された肩をさらに痛めつけながら顔面を締め上げる拷問技だ。
「あああ………いだいぃぃぃ……」
「アタシがチビだから油断したか?もう勝ったと思ったか?お国じゃずいぶんヌルい戦いをしてきたらしいな」
「あんたなんかに……あんたたちなんかに……」
苦痛に苛まれながら呪詛を吐くめぐみを解放すると、リトルは低い背を反らせて傲然と見下ろした。
「チャンスをやるよ。もう一度かかってきな」
「ぐぐ……うああああっ!!」
痛む肩をかばいながら、めぐみは突っ込んだ。腕が使えない以上、全体重をかけてぶつかっていくしか攻撃の方法はない。
迎撃するリトルのラリアットをかわし、ロープの反動をつけてシャイニングウィザードへ…

「本当に人が好いんだな、アンタは」「あたいが居るのを忘れるなよ〜」
リングサイドからロープ越しにめぐみを羽交い締めにしたのはビッグ・シシリーだ。めぐみの体にぶら下がるようにして
フルネルソンに極めているので二人分の体重とともに硬いロープが背中へ食い込んでいく。
「相手の油断につけこんで反撃だって?そんな美味い話があるわけないだろ」
身動きできないめぐみの腹に、走り込んできたリトルのドロップキックが突き刺さる!

「おげぇぇぇっ……」
吐瀉物を撒き散らしながらリングにくず折れ嗚咽するめぐみ。
その目はもはや光を失っていた。

「シシリアン・スライス!」
非情な追い打ちのギロチン式フェイスバスターが決まり、
自分の嘔吐したものに顔面を突っ込んでめぐみは意識を手放した…

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