913 :真也:2008/06/02(月) 15:36:11
皆さん、お久しぶりです。真也です。
[予告編]
結局前回の大会で完膚無きまでに橘を潰した真鍋はさらなる企画を考えていた。
「はぁ〜。確か潰したのは武藤、越後、小川、早瀬、橘か…。次はどうしようかなぁ?」
真鍋は事前に雇ったカメラマンが撮った試合の写真を眺めている。写真には先の選手達が苦悶の表情写っている。

「ん〜!なかなか決まらないな。いっそリサイクルでもしようか。そういえば小川の奴、もうすぐデビュー3周年記念とか言ってたな。こりゃ盛大な祭にしてやるしかないじゃん!」
椅子から飛び上がり目を輝かす。
「よーし!いけにえは多い方が盛り上がるし、他にも誰か巻き込んで、面白い試合形式をやるしかないって!」


――――――
953 :真也:2008/06/26(木) 21:13:16
【小川ひかるデビュー3周年記念大会・前座】
大会当日、会場建物内の真鍋の部屋にて。

「ふふふ…ようやくこの日が来たわぁ。」
不気味な笑みを浮かべて何かメモ用紙を眺めている真鍋。

コンッコンッ

「ん?誰?入っておいで。」
ノックに真鍋が応える。
ガチャ…
「失礼します。」
入って来たのはTシャツにジャージ姿の小川ひかるだった。
「なんだ。小川か。3周年記念は盛大に祝ってやるから…。」
「そのっ…。」
「は?」
真鍋は小川に話を遮られ怪訝な顔つきをする。
「その、私の3周年記念大会を企画してくれたことには感謝してます。…でも私は試合は出来ません。」
「はぁ?お前何言ってんの?アンタが出なきゃ意味ないでしょー!?」
「こんな身体で試合なんかが出来ると思いますか!?」
小川が声を大きくする。その小川は頭に包帯を巻き、二の腕や手首にもガーゼなどが貼られている。そしてその小川は車椅子の上に座っていた。
「そんなんたいしたことないって。さっさっと準備…。」
「あなたのせいでこんなことになったんですよ!今度は何を企んでいるんですか!?」
上目遣いでキッと真鍋を睨む小川。その目にはうっすら涙が浮かんでいる。
「はぁ〜。いるんだよね〜、こーゆー馬鹿が。」
ため息の真鍋。
「なんですって?」
「そうやってなんでもかんでも人のせいにしたがる馬鹿がさ。ありゃアンタとアンタの仲間が弱すぎたんだよ。」
「っ…!とにかく私は今日は試合は出ないですよ!」
「好きにすれば?」
「ふんっ…!」
小川は車椅子を方向転換して部屋をあとにした。部屋に取り残された真鍋は呟いた。
「小川ァ〜…アタシから逃れられるなんて思うなよ〜…。」

954 :真也:2008/06/26(木) 21:14:12
その後しばらく経っての試合会場。

リング上には大会プロデューサーの真鍋の姿がある。
「はーい!真鍋でーす!今日は小川ひかるの3周年記念大会へ御来場ありがとうございまぁす!理由あってまだ小川はここにいませんが、とりあえず前座の試合をはじめまーす!」
すると入場ゲートが明るくなり、入場音楽が鳴り出す。
「入場するのはー、キューティー金井!そして、富沢レイ!」
真鍋のアナに合わせて二人が入ってくる。
「…よくも越後さんをっ…!」
「絶対に許さない!」
二人の目には激しい怒りと決意が宿っている。
「あぁ?越後?あぁ、そうかぁ!忘れてた。」
真鍋はうっかりしてたと頭を自分の叩く。
「みなさーん!ここで報告がありまーす!先日試合をした越後センシュですがぁ…脊髄損傷により、右半身が完全に麻痺して、二度とリングに上がれなくなったそうでーす!はーいご愁傷様〜!!」
会場にどよめきが走る。
「真鍋っ…あなたっ!」
富沢がニヤつく真鍋を睨む。
「安心しなよ。あんたらもすぐにエチゴサンの後を追えるから。」
「私たちは負けない!」
「おー、金井。随分と威勢がいいな。確かに、アタシがあんたらをここに招いたけどさ、まさかほんとにこんなとこにのこのこ出て来るとはね。無事で済むわけないじゃん。アンタラ馬鹿でしょ?」
「越後さんの選手生命奪われて黙っていられるわけないでしょ!」
「そうよ!越後さんの仇を取る!」
「はいはい、まーね、そうくると思ってね、あんたらの対戦相手は用意しといてあげたよ。ハンディキャップ戦の始まり〜!」
入場音楽が流れだし、ローズ・ヒューイット、ファントムローズ1号、ファントムローズ2号、シルバー・フェンリル、ゴールド・フェンリルの5人が走り込んでくる。

955 :真也:2008/06/26(木) 21:15:08
「ヒッ…!」
いきなり怖じけづく金井。
「金井!逃げるな!越後さんの仇を取るんでしょ!?」
富沢が金井に叱咤する。
「だって普通のタッグマッチって話だったのに…!」
「真鍋の言うことを真に受けちゃダメよ!あいつがまともな試合組むわけないじゃない!大丈夫、こっちも策があるわ。行くわよ!」
「そんなぁ〜!」
2人は正面から5人に突っ込む。対する5人もリングになだれ込む。
「たぁぁあ!」
富沢がエルボーで1号、2号とローズを順に倒す。
「えーい!」
金井はドロップキックでゴールド、シルバーと倒す。
しかし、エルボーやドロップキック程度の技では決定力に欠け、一人倒してもすぐに他の者が襲い掛かる。
「まだまだぁ!」
「くっ…!」
初めこそ勢いで富沢と金井が押していたが、じきに5人に捕まり出す。
「(こんなにいたら私の間接技は繰り出せない!)」
富沢は得意のサブミッションが出せずに苦戦していた。また、金井も勢いを付けた飛び技が得意の技だが、勢いを付ける間がなく威力はかなり落ちている。
「ここだ!」
「はっ!」
ガシッ!
1号が富沢の隙をついて背後からフルネルソンで捕らえる。
「し…しまっ…!」
「これで終わりね!」
ドコォ!
「グッ…がはぁっ!」
無防備となった富沢の腹にローズの渾身の拳がめり込む。
一方の金井はドロップキックを放った後の体勢を狙われ倒れたままWフェンリルのストンピングの嵐に曝されていた。
「おらおらどうしたー?」
ドカッドカッゲシッ!
「やんっ!いたっ!ぎゃっ!やっやめて…!」
「やめるかよボケッ!」
ドカッ!
「がっはっ!」
ゴールドがひときわ強くうずくまる金井の腹部を蹴りあげる。金井は軽く吹っ飛び腹を抱えて悶え回る。
「あぁぁぁあ〜…。」
こうして数分もしないうちにリングはリンチの場と化した。
富沢は1号からのフルネルソンから逃れられず、ローズと2号の人間サンドバックとなり、口からは唾を撒き散らしている。
ドカァッ!トゴォ!ボコォ!
「ガハッ…!ごぼぇ!ガホォ!」
「最初の勢いはどおしたの〜?レイちゃ〜ん?ほらぁ!」
ドコォ!
「グワッハァ!」

金井はゴールドとシルバーにサッカーボールキックを交互に喰らい、2人の間をゴロゴロと行ったり来たりしている。
「そーれ!」
バスンッ!
「ぎゃん!」
ゴールドが金井の頭部を蹴りあげる!金井は吹っ飛びシルバーの前に転がる。
「おらパスだ!」
ボゴッ!
「あぁっ!」
シルバーの蹴りが金井の腹を捉える。

「たぁぁああぁあぁ!」
ガシッ!
「何!?」
その時何者かがリングに滑り込み、ローズを後ろから捕まえる。
「いっけぇぇぇぇ!」
「なっ…あぁっ!」
ドカンッ!ローズの身体は綺麗な弧を描いてリングに頭から打ち付けられた。
「貴様っ!」
2号が驚いて見る相手は永原ちづるだ。
「あたし達が何も考えずに乗り込むと思った?」
富沢と金井は投げ技で一撃に力のある永原を切り札に取っておいたのだ。
「おのれー!」
2号が殴り掛かるが、永原は屈んで避けてバックをとる。
ガッシ!
「しまった!」
「うりぁぁぁぁ!」
バコン!
このジャーマンで2人目を倒した。だが、
ドスッ!
「う…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
次の瞬間に永原は股間を両手で抑えて悶絶していた。
ブリッジの姿勢で突き出された無防備永原の股間にゴールドの踵な落としが炸裂したのだった。そして動きの止まった永原にWフェンリルが迫る。
ガッ
二人は永原をWパワーボムで抱え上げる。
「なめた真似しやがって。」
「覚悟しな。」
「あ…あぁ。」
敏感な部分への激しい衝撃から永原は立ち直れず軽々持ち上げられてしまった。
「そらぁぁぁぁ!」
バーンッ!
「がぁぁぁあぁ!」
強烈なパワーに永原の意識は吹っ飛んだ。

越後の仇をとる為に乗り込んだ3人だったが、富沢は腹を抱えてうずくまり、金井は虚ろな目で力無く横たわり、永原は白目を剥いて大の字に伸びている。

真鍋はその様子を見ると不気味な笑みを浮かべながらマイクを持ってリングへ向かった。
958 :真也:2008/07/01(火) 18:02:11
「ほぉらぁ〜♪小川さぁ〜ん。早く出て来て下さいよぉ〜。」
真鍋はマイクで小川を呼ぶ。しかし入場ゲートから小川の姿は現れない。
「へぇ〜そぉ。出てこないんだぁ〜?…やりな。」
トーンの下がった真鍋の指示にWフェンリルが動き出す。二人はぐったりした富沢をサイドヘッドロックで無理矢理立たせる。
「ひかるさーん!早く来ないと知らないよー♪」
ガッ!
「あぐぁ!」
真鍋の言葉が終わると同時に富沢にWDDTが炸裂する。
「おーい、ひかるさーん。」
今度は1,2号が永原を抱え上げる。またWパワーボムを食らわすつもりのようである。
「あ…あぁ…やめ…。」
先のパワーボムで軽い脳震盪を起こしている永原は抵抗が出来ない。
「来ないならやっちゃうよぉ〜♪」
ローズが永原のポニーテールを掴む。
「いきますわよ!」
「はい、お嬢様!」
二人が一段と永原を高く上げ、そのまま投げ落とす。それに合わせてローズはポニーテールを思い切り下に引っ張る!
「あぁあぁあぁぁぁぁ!!」
バゴーン!!
永原は首を引く受け身が取れず、後頭部を思い切り打ち付けられた。

「あれま、こりゃぶざまな顔だわ。」
意識の飛んだ永原の顔を真鍋が覗き込んで呟く。そしてマイクを握り直すと声を荒げた。
「おい、小川ぁー!こねーとこのチビぶっ殺すぞぉ〜!!!」
痺れをきらしてかなりいらついているようである。だが、いっこうに小川は現れない。
「この子もやりますわよ。」
ローズが金井に近づく。
「ヒッ…!」
金井は弱々しい抵抗を見せるが、残る4人にそれぞれ左右手足を摘まれてハンモックのように俯せの状態で持ち上げられてしまった。
「あぅ…ひっく…。」
泣きじゃくる金井だったがローズが頭を掴んで言う。
「恨むなら出てこない小川を恨みなさいね。」
「小川ー。いいんだな?この娘が空とんじまうぞぉ!!」

「…やっちゃって。」
「了解!!」
「いや!いやぁ!あぁぁ!」
5人は金井を高々と宙に放り投げた。
ブンッ!
金井の体重が軽いこともありかなり高く舞い上がった。トップロープの高さは悠々に越えている。4,5メートルはあるだろう。
フワァッ!
金井の上昇が終わる。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バッチーン!
「ぎゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁ゛あ゛ああ!」
自由落下の力を身体の前面で受けた金井は全身で悶えて転げ回る。
「ほーらー。小川が来ないから金井ちゃんまでこんなことになっちゃったんだよ〜。早く来ないともう一通りやっちゃうよ〜!」
真鍋が再びマイクでアピールする。
その時、会場にどよめきが起こった。
遂に小川が姿を現したのだ。

959 :真也:2008/07/01(火) 18:07:49
「あらぁ〜ひかるさぁ〜ん、ずいぶん遅かったじゃなぁ〜い?」
真鍋が現れた小川を睨む。
「私はここに来ました。その方達を放しなさい。」
小川は毅然とした態度で真鍋に向き合う。
「いやだぁ〜ひかるちゃぁん。来たからって放すなんて言ってないよ〜。」
「なんですって?」
「まぁ慌てなさるなって。あんたがこれから言う試合に勝ったら放してやるからさ。」
「それは…?」
「ウィン・ミラーとのサブミッションマッチだよ。」
「こんな身体で試合なんて…。」
「ミラーちゃーん!」
真鍋は小川を無視してミラーを呼び出す。するとミラーが小川の後ろから入場ゲートに出て来る。
「はい、開始!」
カーン!
「ちょっ…!?」
背後を取られた小川はいとも簡単にスリーパーをかけられてしまった。
「あぐっ!」
ググッ!
まずは小川のスタミナから奪う作戦らしい。
「オガワ、あなたには悪いですが、私もこの一戦にはかけているんです。」
車椅子を引き倒してグランドの体制になる。
「くっ!」
しかし小川もだてに3年間グランドをやってるわけではない。その転倒の勢いを生かしてミラーの腕からすりぬける。そして脇固めでミラーを封じた。
ギリッ…
「観念なさい。」
「オガワ…。甘いわ。」
「え?」
ミラーは強引に体を向き変えて脇固めを外してしまう。
「はぁっ!」
ドゴォ!
「ごふぅっ!」
膝を小川の腹部へ打ち込む。
「これが本来の脇固めです。」
ミラーはそういうと小川に脇固めを仕掛ける。
ゴキッ!
「あぁぁぁああぁぁ!」
いきなり外れる小川の肩。
「あら?案外弱いんですね!?」
グググッ
「あぐ…あぁ…。」
下半身に力が入らないために小川はほとんど抵抗が出来ていない。
「はぁ…場外でやっていてもしかたないですね。」
ミラーは技を解いて小川を引きずるようにしてリングへ入る。
「くっ…はぁぁぁっ!!」
小川がリングへ入ったその瞬間に息を吹き返し、力の入らない足に無理矢理力を込め立ち上がり、ミラーに必殺のストレッチプラムをかけた。
ガシッ!
「く!うぅぅ…!」
「これが…私のっ…3年間の集大成です!」
小川は自らの3年間供に歩み、もっとも信頼する技に全てをかけた。
「…で?これがあなたの切り札ですか?」
「え?」
「たいしたことない3年間だったようですね。」
ミラーはまた力づくで身体を回転させて技を外してみせる。小川は脚の踏ん張りが甘いために簡単に逃してしまった。
「しまっ…!ごふっ!?」
ミラーの膝が小川の腹部にめり込む。
「これが…ストレッチプラムです。」
体制の崩れた小川をストレッチプラムで捕える。
ギリゥゥゥィィ!!
「ああ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ!!」
小川の数倍の力のかかったストレッチプラムが炸裂した!!
ぽんぽん!
小川はたまらずギブアップを示すタップアウトをする。
カンカンカーン!
試合終了のゴングが響く。これで真鍋の暴走は収まるように思われた。

960 :真也:2008/07/01(火) 18:10:10
技を解いてミラーは大の字に倒れた小川の傍らに立つ。
「オガワ…。残念ですが、マナベからはあなたを二度と立てない身体にするように命じられているのです。」
「う…?」
小川は意識朦朧とし軽く声を漏らすだけである。
「まだ足は動く程度だったようですが、それも今日までですので、御覚悟を。」
そういうとミラーは素早く膝十字固めをしかける。
「がっ…ああ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!」
激痛に小川の意識が引き戻される。
「どうします?このまま膝を壊せますが?」
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ…やっやめっ…。」
「時間切れです。」
ゴォキィッ!!
「ギャァァァァァ!!」
小川のものとは思えない異様な叫びが響き渡る。
「うるさいですね。」
ミラーは膝十字を解くと足を組み直して今度は四の字固めを始める。
「キィヤァアアアア!!」
小川の口からは甲高い悲鳴と供に大量の唾が出ている。目は見開き涙を溢れさせている。
「ァァァァァァァァ!!」
しばらく経つとミラーはまた技を外して、今度はアキレス腱固めをかける。
「これでとどめです。」
ガシンッ!!
「くぁっ!!ガァアァァァァァァァァァ!!」
小川の脚と精神はとっくに限界を超えていた。
「ァァァァ…ガボ…ゴボッ…ブクブク…。」
遂に痛みに耐えられずに小川は失神して泡を吹き出した。
「先に気を失ってしまいましたか…残念です。」
ミラーはそういうと一際強く力を込めた。
ブゥチィィ!!
ビクンッ!!
異様な音に合わせて小川の身体が跳ねる。
「あはは♪ミラーちゃんー。もう一回見せてぇー!!」
真鍋が茶化してミラーに指示する。
「わかりました。」
ガシッ…グググッ…ブゥチィィ!!
ビクンッ!!
再び小川が無意識に跳ねる。
「はーい。お疲れさーん!」
真鍋がリングに上がって来てミラーの腕を上げる。
「小川ひかるデビュー3周年記念兼引退試合の勝者はウィン・ミラーちゃんでしたぁー!!」
真鍋の陽気なマイクで記念大会は無事幕を閉じた。
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