931 :名無しさん:2008/06/12(木) 00:52:23
お気に召して頂けるかわかりませんが
とりあえず名無しで投稿させていただきます。

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「あ゛ッ……あ゛っ……ぐ、ぐるじ……ッ……」

 フレイア鏡に胴締めスリーパーで捕まった藤島瞳が
まるで蜘蛛の巣に捉えられた蝶が抜け出そうとする様にもがいていた。
 自慢の西陣織のコスチュームは、藤原がもがくたびに肌蹴ていき
着崩れた西陣織は試合前に見せていた美しさをもはや感じさせない。

「貴方もいい声で鳴いてくれますのね……もっと聞かせて欲しいものですわ」

「だ……だずげ……ギ……ッ……ギブ……ア゛――――」

 そして逃れる事を諦めた蝶は蜘蛛に意識を刈り取られた――――。

「あらぁ……もう終わり?
金森さんはもう少し私に悲鳴を聞かせてくれましたのに……残念ですこと……」

 腕の中でぐったりとしなだれ、白目を向いて顔を高潮させた藤島をリングへと投げ捨て立ち上がり
リング下で待機していたライラ神威と村上姉妹をリング上へと呼び込んだ。

「やれやれ、今日は随分と早かったじゃないか」

「まったくだぜ、最近のアイドルレスラーは根性もないってか? ふひゃひゃ!」

「そうですわね……もっと長く鳴き声を聞いていたいのに……残念ですわぁ」

 千秋が藤島を一瞥し鼻で笑い、千春が藤島の頭を踏みつけ性根の悪い笑い声を上げると
フレイア鏡は長い髪をかき上げ、藤島をフルネルソンで捕らえ立ち上がらせる。

「ヒャッハァ! ぶっ壊れちまっても恨むんじゃねぇぜ?」

 ライラは意識無くうな垂れた藤原の顔を覗き込む様にして
口端を吊り上げ不気味な笑みを浮かべると
観客を威嚇するようにリングマットをパイプ椅子で叩き始める――――。

932 :名無しさん:2008/06/12(木) 00:54:02
続きです。

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四人はここ最近徒党を組み、好き勝手に暴れるようになっていた。
アイドルレスラーを鏡が締め落とし、試合終了後抵抗できぬアイドルレスラーを痛めつける残酷なショータイム。
 時にはレスラーのコスチュームを破き捨てるという暴挙にでる場合もある。
そんな残酷ショーはいつしかファンの間でアイドル狩りと呼ばれるようになっていた。

「ライラさん……余興はもう十分ですわ、さっさと始めません事?」

「ぁあ? わかってるよ……死ねぇぇ!」

 藤原を捕らえている鏡が狂ったようにリング上で暴れ、周りの観客を挑発するライラに苦言を漏らす。
 それを聞いたライラは言われるままにパイプ椅子を振り上げ、藤島の頭めがけ振り下ろした。

「――――っ!?」

 パイプ椅子の衝撃音は会場全体に響き渡る。
しかしその振り下ろされたパイプ椅子の先に藤島はいなかった
藤島は身を屈めフルネルソンから脱出し、逃げるようにしてリングを降りていた
恐らく途中で意識が覚醒したのだろう。
 パイプ椅子の衝撃音、それは鏡の頭を捕らえたものであった。
あまりの衝撃に鏡はリングへと膝を付きライラを睨みあげ
「ラ、ライラァ!」と、先ほどまでの品をかなぐり捨て吼えた。

「すまねぇすまねぇ。だけどよ、鏡がしっかり捕まえてねぇのもわりぃだろ」

「なんですって!? 貴方は私のせいだと、そうおっしゃるのかしら?」

 鏡は立ち上がると、ライラを睨み付け食って掛かる。
二人の間に不穏な空気が流れ、放っておけば乱闘が始るような勢いに村上姉妹が必死に二人を引き離し事は逃れた。

だが、解れた糸はもう元には戻らない――――。

933 :名無しさん:2008/06/12(木) 00:55:08
ラストです。

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 日は流れ興行は次シーズンへと移り、リング上では草薙みことをいたぶる鏡の姿があった。

「さぁ……貴方の悲鳴たっぷりと聞かせて貰おうかしら?」

「い゛あ゛……ッ……ぐぎ……ぁ……ッ」

 鏡はまるでフランス料理のメインディッシュを味わうかのように
ゆっくりとそして丁寧に頚動脈を締め上げると
草薙の口端からは泡のような唾液が漏れ、力の抜けた草薙の体は鏡へと体重を預けた。

「ふふふ……ご馳走様」

 試合終了のゴングが鳴り、レフリーから勝ち名乗りを受けた鏡。
すると滑り込むように物凄い速さでリングへと上がり、レフリーをリング下へと落とすライラと村上姉妹三人。

「な、なんですの? 今日はやる予定じゃありませんことよ?」

「ぁ〜ん? 予定はあるぜぇ? 今日の獲物はテメェだ鏡!」

 三人の異様な空気に押され後ずさる鏡に飛びかかったのはライラだった。
ライラの右腕にはチェーンが巻かれており、押し倒した鏡の顔面へとその右腕を乱暴に何度も落とす。

「ひ……ッ……あぐ……ッ!……が……はッ……やめ゛ッ……う゛あ゛ッ……ぁ!」

 ライラが右腕を落とすたびに、鏡の悲鳴が会場にこだまし
その様をニヤつきながら眺める村上姉妹、止める気などまったくないようだ。

「ヒャハハハ!!」

「あ……ぁッ……が……ッ……あ゛ッ……」

 最初こそ逃れようと必死にもがいていた鏡であったが
ついにその動きは鈍り、時折体全体を大きく震わせる痙攣を見せ
自慢の長い銀髪は自らの血でどす黒い赤色へと変色を遂げていた。

「もうおねんねか? つまんねぇ……つまんねぇぞ鏡ぃ」

 ライラはチェーンに付いた鏡の血を舐め上げると、そのチェーンを鏡の首へと巻きつけ
力任せにチェーンを引っ張り上げる。

「ひぐ……ぅッ!!」

 失いかけた意識を強引に覚醒されるも、喉元を締め付けるチェーンに苦しみの表情を浮かべ
だらしなく舌を突き出し酸素を欲するのか喉の奥から擦れ気味の呼吸音が漏れていた。
だが、それをお構い無し「おら、四つんばいで歩け」と、犬を操るかの如く乱暴にチェーンを引っ張り歩き出すライラ。

「おごぉ……ッ……ゆ゛……ゆ゛るじ……で……げほッ……」

 苦しさから逃れるため鏡は屈辱的な姿勢でリング内をライラに連れられ歩きまわる。
少しでもライラのペースから遅れればチェーンを引っ張られ、そのチェーンが鏡の首を締め付ける。

「うっひゃっひゃ! 見ろよ千秋、まるで犬だメス犬だぜ!」

「くっくっく、ヒールの女王も落ちたもんだ……」

 無様にもリング内を四つんばいで歩かされる鏡の姿を腹を抱え笑う千春。
それに同調するかのように腹の底からおかしくて堪らないと笑い声をもらす千秋。
完全に孤立した鏡は目尻に涙を溜め唇を噛み締めた。

「おし、仕上げだ。頼んだぜ千春、千秋」

 ライラは握ったチェーンを村上姉妹へ託すと
リングを降り観客の座っているパイプ椅子を強奪し、リング上へと戻った。

「ライラ姐さん、準備完了だぜ」

 そういう千春の後ろで、鏡はトップロープとセカンドロープに両腕を絡め取られ磔状態にされていた。
「ヒャハッハッハァ! ショータイム!
女王様に似合うかわからねぇけど、アタシらからネックレスをプレゼントだ!」

「う……ぁ……なにを……ひ……ッ……やめぇ……ッ!」

 怯えた鏡を気にする事無くライラはパイプ椅子を鏡の頭へと叩き落す。
パイプ椅子の座席部分がその衝撃から外れ宙に舞う。

「え゛……ぇ……ッ」

 そして、ぐったりとしなだれた鏡の首には、ネックレスというには不恰好すぎるパイプ椅子が飾られた。

「ヒャッハッハッハ! お似合いだぜ鏡ぃ!」

「あひゃひゃひゃ!」

「くっくっく……」

 薄れゆく意識の中、鏡は屈辱にまみれ三人の下品な笑い声を聞いた――――。
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