983さいたま地下プロレス:2008/07/26(土) 19:12:13
ミミ吉原  vs 武藤めぐみ
  1.2倍      1.7倍


「……なんなんですか。ここは。」
リングの上に立ち、先に声を発したのは武藤めぐみ。
祐希子のいなくなった新女を、結城千種らと共に支える中心選手の一人だ。

『あら?説明は無かったのかしら?』
武藤の言葉に、にこやかに返事をするのはミミ吉原。

「いえ、先ほど聞きましたけど…」
『そう。何かわからないことある? あるならあたしが教えてあげるけど?』
「じゃあ、まずここはなんなんですか?」
『地下プロレスだそうだけど? 要するにプロレスっていう枠組みの中で真剣勝負をするんだって。』
聞きたいことはそんなことではない。
しかし武藤自身も何を聞きたいのか、はっきり整理できていない。
「…そうですか。なんでミミさんがいるんですか?」
『う〜ん…。 詳しく話すと長くなるんだけど…
 短くまとめると、こないだの大会で優勝しちゃったから。だから断れなくてねぇ…』
笑いながらも困った顔で答える吉原。あまり気は進まないのだろうか。

「そうですか。」
あるときを境に姿を消した祐希子と違い、極稀に数日連絡が取れなくなるものの新女の興行にもきちんと参加する吉原。
この数日、吉原と連絡が取れなくなっていたが、その理由はこの試合のためなのだろう。
『もう質問は無い?』
「…要するに勝てばいいんですよね?」
『そう。あたしに勝てばいいのよ。』
「わかりました。」
あっさりと返事をし、コーナーに戻っていく武藤。
それを見てコーナーに戻っていく吉原。

”ルールの確認をいたします。戦闘不能もしくは意識の喪失により決着とします。
 凶器攻撃、反則いずれも無制限、3カウント、ギブアップ、ロープブレイクは無効です。
 それでは試合開始です。”

984さいたま地下プロレス:2008/07/26(土) 19:13:17
ゴングと同時に飛び出す二人。
程なくして主導権を握った武藤が試合を支配していた。
ドッ!!
『ううああぁあっ!! はぁ…はぁ………やっぱり速いわね。』
武藤はスピードを生かしてリングを駆け回り、翻弄された吉原に隙が生まれると、すかさず飛び技を炸裂させる。
「違います。ミミさんが遅すぎるんですよ。」
ロープに走り、反動を利用して吉原の脇を潜り抜けるように走り抜け、再びロープに走る武藤。
『…それはずいぶんな言い方じゃない?』
ロープから飛び出してくる武藤の腕を取りに行く吉原。
しかし体勢を低くした武藤がその手をかわして背後を取ると、吉原の頭を掴みながら飛び上がり、
勢いをつけて顔をリングに叩きつけるフェイスクラッシャー!
グシャァッ!!
『んがあっ!!』
顔面を打ち付けた吉原をすぐさま引き起こしてロープに投げると、
両脚を大きく開いて遠心力を使ったフライングニールキックを、ロープから帰ってきた吉原の胸板めがけて叩き込む!
『っがあっはっ!!!』
胸を打ち抜かれて弾かれるようにリングに倒れる吉原。
キレのある空手で全日本王者となった空手出身でありながら、関節技を駆使する器用さを持つ吉原だが、
関節技を主体に切り替えたためかフットワークは重く、動きが素早い相手を苦手とする。
特に飛び技を主体とする選手に分が悪く、手痛い一撃を浴びることが多い。
そして、この試合も武藤の素早さに対応できず、
遠距離から飛び技で切り込んでくる武藤の攻撃を避けきれない苦しい展開を強いられる。

「ミミさん大丈夫ですか?手加減するなって言われてるんですけど…」
『ええ。手加減もプロレス的なお約束もいらないわ。』
「ですよね。」
吉原めがけて走りこみ、立ち上がろうとした吉原の顔面めがけて低空ドロップキック!
『ごあっ!!』
立ち上がり際の顔面にドロップキックを受け、顔面から弾き飛ばされるように吹き飛ばされ、あお向けに倒れる吉原。
武藤のスピードに翻弄されては技を浴び、体力を削られていくトーナメント優勝者の吉原。
関節技を主体とする吉原の得意な間合いは近距離。それも密着した状態が一番攻めやすい。
しかし武藤は遠距離が得意であり、吉原は遠距離から放たれるスピードに乗った飛び技を避けることも止めることもできず、
トーナメント優勝者であるにも関わらず何度もダウンを奪われ、息を切らして顔を歪める。
しかし武藤は攻め手を緩めない。
コーナーに駆け上がって、あお向けに倒れた吉原の腹めがけて、両脚を落とすダブルフットスタンプ。
『っぐうふっ!! うぐ……っげぼ………うげええぇぇっ!!!』
踏み抜かれた腹を抑えてうずくまり、口から胃液を吐き散らかす吉原。
「吉原さんが優勝できる程度の大会なら、もし私が出ていたら間違いなく私が優勝してましたよ。」
『ぅうぅぅ……そう簡単には…行かないと思うわよ?』
腹を抑えながら身体を起こし、立ち上がろうとする吉原。
またも立ち上がり際の吉原めがけて駆け出すと、吉原の脚に左足を乗せ、右脚で側頭部を打ち抜くシャイニングウィザード。
『捕まえたっ!』
顔面めがけて迫り来る武藤の右脚を両手で受け止め、そのまま身体を捻ってドラゴンスクリュー!
「うぅあっ!」
右脚を捻られ、身体を回転させながらリングに倒れる武藤。
吉原はその脚を掴んだまま武藤の身体をひっくり返し、逆エビ固めを極める。
「っっくぅ……っ!!!」
武藤が小さな呻き声を上げ、振りほどこうともがき始める。
『ゆっこちゃんと違ってまだまだ行けるわね。 …じゃあこれでどう!?』
吉原が脚をギリギリと引き絞っていき、身体が丸く反りあがっていく武藤。

985さいたま地下プロレス:2008/07/26(土) 19:14:24
武藤は祐希子の後継者と評価されるほどスタイルが似ており、同じ飛び技を得意とする選手である。
しかし関節技を苦手とする祐希子とは違い、目立った弱点の無い選手でもある。
確かに関節技が比較的苦手な分野だが、関節が柔らかい上に関節技の防御も悪くなく、比較的器用でもある。
言い換えれば、祐希子が得意とする相手は同様に得意とし、祐希子が苦手とする選手を苦手としない選手といえる。
祐希子との直接対決では、得意分野の飛び技で上回る祐希子に競り負けるものの、
トータルの勝率は全盛期の祐希子をわずかに上回る。
武藤の資質が祐希子にも劣らないといわれるのはこのためだ。

右脚が真上に大きく反り上げられていく武藤だが、身体を捩ってダメージを最小限に抑え、すぐに引き剥がしてしまう。
脚の関節を攻めてスピードを殺すことは難しかった。
『めぐみが相手じゃ、単純な関節技じゃダメねぇ…。
 …でもやっぱり脚を止めなきゃ勝てないし、止められればあたしのほうが有利か…。』
立ち上がり、吉原めがけて走る武藤。
吉原の背後に回りこもうとするが、吉原が重心を高くして構え直したかと思うと、
『ハッ!!』
「ぐえ゛っ!!」
吉原の正拳突きが武藤の喉を捕らえる!
喉を打たれて呼吸が出来なくなった武藤は、舌を突き出して喉を抑えながらあとずさる。
喉への正拳突きなど、普段のプロレスではありえないのだから仕方ない。
『関節技じゃなくても、脚を止めることくらいできるのよ。』
喉を抑えてがら空きになった鳩尾めがけ、つま先を抉りこむ前蹴り!
「はぐうっっ!!」
腹を抉られ、身体を二つに折り曲げる武藤。
その頭上には既に吉原の脚が振り上げられており、屈んだ武藤の後頭部めがけて踵落しが振り落とされる。
「っあがぁっ!!」
真下に振り落とされた踵落しを受け、リングに叩きつけられるように倒れる武藤。
倒れた武藤を引き起こし、脚と脚を絡めて腕を武藤の身体に回して捕らえると、
武藤の上半身を捻っていくコブラツイストが極まる。
「うぐが……んんんんがあああああぁぁぁっ!!!」
ぴったりと密着したコブラツイストが武藤の身体を絞り上げ、武藤もたまらず悲鳴をあげる。
吉原を投げて引き剥がそうとするが、吉原は身体をさらに捻り、さらに後ろに絞り上げる。
「ううぅぅぁはあああああっ!!!! ぅうぅぅぅぅっぐうぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
徐々に後ろに体重をかけていき、引き倒そうとする吉原と、倒されまいと必死に耐える武藤。
「っくぅ…倒れる……。うぐ…ぐ……ぐうぅぅぅぅぉぉぉぉ……」
『がんばれがんばれー。倒れたら絶対逃がさないわよぉ?』
「あああああっ!! っぐぅぅぅ……」
不意にコブラツイストを解いて武藤の背中を軽く突き飛ばし、
吉原に背中を向けたまま武藤が数歩前に進んだところで吉原のハイキックが一閃走り、武藤の首筋を捕らえる。
パキッ!!
「がっ!!」
ドサリ。
軽い打撃音と共に、首を根元から折り曲げたままリングに崩れ落ち、瞳孔を広げる武藤。
すぐさま武藤の左腕を両脚に挟んで固定し、武藤の顔をガッチリと捕らえるクロスフェイスロック。
「っぎぃいぃぃああぁああぁぁぁああぁっ!!!! あああああああーーーーーーーーーっ!!!」
腕を固定され、されるがままに頭を捻られる武藤。
『いくら効いてるからって、そんなに騒いだりしないの。もう逃がさないんだから騒いだって無駄でしょ?
 いろんな所がすっごい痛くてすっごい苦しいかもしれないけど、めぐみが負けるまでの辛抱だから我慢してね。
 めぐみは1箇所を極めるだけじゃ逃げちゃうでしょ?
 逃げちゃうめぐみが悪いんだから苦しくてもしょうがないよね。』
吉原のフェイスロックに頭蓋骨を圧迫され、脳が握りつぶされると錯覚するような激痛が走り、
さらに限界まで首を捻られる。
「いぃぃぃあぁぁあああぁあぁぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
歯を食いしばり悲鳴を上げる武藤。

986さいたま地下プロレス:2008/07/26(土) 19:15:45
クロスフェイスロックから解放し、うつ伏せで倒れたままの武藤の上にどっかりと腰を落とす吉原。
武藤の両手を自分の足にはさみこみ、顎に手をかけて一気に引き絞り、キャメルクラッチを極める。
「ふがあぁああああああーーーーーーーっ!!」
柔軟性のある関節を持つ上、過去には高飛びの選手として活躍した武藤の身体はどんどん反りあがっていく。
吉原に乗られて固定されたあばら骨の付け根から急激に折り曲げられた身体は真っ直ぐ上方に反りあがり、
顎を捉えられた顔面はさらにそこから直角に折れ曲がる。
「っぐううぅ……ぐ…っぐううぅぉぉ………ぉ…ぅおおおおおぉぉぉ……。」
これが柔らかい身体を持った報いなのか、その身体は限界まで反り上がり、武藤は微動だにすることが出来ない。
眉を歪ませ、弱い呻き声を上げることしか許されない武藤。
吉原から何度もダウンを奪い、この試合のほとんどを優位に進めた武藤だったが、
強烈な反りで肺が潰れて充分な呼吸をすることができない上、強烈に身体をしならせられ、みるみる消耗していく。
対する吉原は、武藤を固めている間に消耗した体力を回復させていく。
『ねぇ大丈夫?早く失神しないと苦しいよ? ほら、この試合ってギブアップ無効だし。』
吉原が反動をつけて上半身をグイッグイッと反り上げ、
「………っぐぅああああっ!!! ………うぐぅあああああっ!!! ………っふううがあああああ!!!」
それに強要されるように大きな呻き声が響く。

やがて両手が抵抗する力を失っていき、リングにむけてぐったりと垂れ下がっていく。
武藤の顎を支えていた手を離すと、武藤の右腕を腋に挟みこみ、左腕で武藤の顎を抑えながら身体をひっくり返す吉原。
吉原と武藤が上下逆に入れ替わった時には、胴締めドラゴンスリーパーが極まっていた。
「ぅぅぅぅぐぐううぅぅぅぅぅぅぅぅううぅうぅぅうぅううぅぅ…………。」
吉原の必殺技のドラゴンスリーパーに捉えられた武藤。しかも胴締めのおまけ付きで身体を固められる。
『あたしをあそこまで追い込んだめぐみには、あたしからプレゼントがあるの。
 ……だから今日はこの技で失神しなくて済むわよ。喜んでくれる?』
吉原のドラゴンスリーパーは、必殺技として成立する強烈な技だ。
それなのにそれで失神させないという宣言。それが意味することはただ一つ。
「っぐうぅぅぅああぁぁぁ…………ぅぅぐ……っがぅ………ぐふ……ぐふうぅぅ………」
脳への血流は確保しつつ、呼吸を奪う吉原。その腕の中で何度も身体を捩じらせて苦しむ武藤。
「っぐぁあぁあぁぁぁ………ぐる…じ………。ギブ……ぐふ………離し…て…ぐええぇ……。ギブウゥゥ……」
『ん〜。 …だーめ。』
「ぐぅぅぅぉぉぉ……ぅぅぅぅ………ぅぅぅぅううぅぅ………ギ……ブ………ぅぅぅぅ…ぅぅ……ぁ…」
『だーめ。そんなワガママが通ると思ってるの?』
「ふぐ……ぅぅぅ…………ううぅぅうおおおお…… …っくはぁ…………ぅぅぅ……」
何度も黒目が上瞼に登って行くが、そのたびに吉原は力を緩めて武藤を助けてやる。

987さいたま地下プロレス:2008/07/26(土) 19:16:46
「ふ…ぁ………………………………………………ぁ………………………ぉ……」
四肢をだらりと伸ばし、口から泡を溢れさせながらとうとう無抵抗になる武藤。
『これだけ痛めつけておけば…そろそろ大丈夫かな。』
ドラゴンスリーパーから解放した武藤をうつ伏せに転がし、その両腋に両脚を引っ掛けてあお向けにする。
続けて武藤の頭の後ろで手を組んで首を固定し引き込むゆりかもめで絡め取る。
「ううぅぅぅ……ぁああぁぁあぁ………」
両腕を固定され、首もロックされた武藤と向き合って笑顔を見せる吉原。
『めぐみ、途中で自分が勝ったと思ったでしょ? そういうの、絶対許さないわよ?
 優勝しせいで今日呼び出されたあたしと違って、めぐみはここで誰かに勝つまでずっとここにいなきゃいけないの。
 最悪の場合、めぐみと会うのもこれが最後になるかもね。 ……ゆっくり苦しんでから失神しなさい。』
向かい合った武藤の頭を引き寄せて豊かな胸に埋めると、武藤が逃げられないように力強く抱きしめる
「んむぅぅぅううぅぅぅ…………」
スリーパーと違い、完全に呼吸を止めることはできず、頚動脈を絞めることも無い窒息状態に陥る武藤。
隙間から漏れてくる不充分な量の酸素を貪るように吸い込みながら、吉原の胸の中で苦しみの呻き声を漏らす。
胸を伝って感じるその苦しみが吉原には手にとるように伝わり、武藤の頭をさらに力強く押さえつける。
「むぐ……………………。 …………………ぅ…………」
やがて小さな痙攣を起こし始め、胸から感じる武藤の苦しみが消える。
『……失神したかな?』
武藤を解放すると力なくリングに倒れていく武藤。

ゴングが鳴り響き、試合の終了を告げる。
髪をかきあげながら立ち上がった吉原が武藤を見下ろしながら声を漏らす。
『どんなに強い相手と組まされて負けたとしても、今のめぐみなら耐えられるはず。
 今日より苦しい試合なんて滅多に無いはずだから…。
 …めぐみ。早く勝って帰ってくるのよ。 今日の復讐をされる日を新女で待ってるわ』
失神した武藤の耳には何も届かなかった。
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