785名無しさん:2008/12/29(月) 18:46:44
祐希子「菊池! 殴りこみに来た奴らの好きになんてさせちゃだめよ! あの小鳩って子、あんたが止めてきなさいっ!」
菊池 「わ…私にできるかなぁ…。 だって、あの子強いみたいですよ?」

菊池が緊張しているのは誰の目にも明らかだった。 目線を落とし、手先が小さく震えているのが見える。
しかし相手が怖いのではない。殴りこんできた選手の相手をすることの重要さを知っているからこそ
その重圧に押しつぶされそうになっているのだ。

祐希子「大丈夫。出来るわ。 そりゃウチに殴りこんでくるくらいだから、あの子は強いわよ。でも菊池はもっと強い。
    あいつらは殴りこんできた相手よ?こっちにもメンツがあるんだから、勝てる選手しか出さないわ。」
菊池 「で…でも……。」
菊池が祐希子を見上げる。
祐希子「このあたしが、理宇が勝つって言ってんの。 あたしが理宇に嘘ついたことなんてあった?
    大丈夫。自分を信じなさい。 あたしが信じる理宇自身の力を信じなさい。」
菊池 「……はいっ!!」

笑顔が戻った菊池。 自分が尊敬する祐希子に、自分は信じられている。
祐希子が言うのだから間違いない。自分は勝てる。いや必ず勝つ!
祐希子の言葉を聞いた瞬間から全身に流れ込んでくる力が、菊池の不安を打ち払う。
リングに上がった菊池の表情からは影が消えていた。

786名無しさん:2008/12/29(月) 18:48:26
菊池理宇 vs メロディ小鳩

菊池は試合開始からリング狭しと走り、そして跳び回る。
神風ファイターとも呼ばれるように、リスクのある技や試合運びでも果敢に攻めるスタイルの菊池。
この試合でもそのスタイルは崩さない。 試合のペースは菊池が握っていた。
小鳩「っきゃうっ!! あんな距離から飛んでくるなんてすごいわぁ」
ロープの反動を使った遠い距離から踏み切り、低い弾道で全身を使った飛び技を見せる菊池に手を焼く小鳩。
関節技と共に飛び技を得意にする小鳩だが、菊池の飛び技は見た目以上のキレがある。
スピードを生かしたドロップキックで飛び込んでくる菊池。
避けようとする小鳩。だが伸びてくる菊池のドロップキックは小鳩を逃がさない。
小鳩「っぅぐっ!! っはあぅっ! ぅううぅ…… なんで当たっちゃうのかしら…」
小鳩の立ち上がりにあわせてフライングニールキック!
小鳩「ああぁんっ!!」
菊池の小さな身体が大きな円を描き、その遠心力とスピードで小鳩の胸元を強烈に貫く。
菊池のスピードに手を焼いていた小鳩だが、ここで反撃に回る。
すぐに立ち上がり、ロープに走ろうとした菊池の足を掴むと、その場に転がす。
菊池がその手を振り払おうと左手を伸ばした瞬間、身体を入れ替えて脇固めが極まる。
菊池「いぁあっ!! っぅぅあああああっ!!!」
小鳩「もうちょっとゆっくり試合しましょ。 小鳩はあなたともっと楽しく試合をしたいわ。
   それにせっかく新しい世界に遊びに来たんだもの。 この世界をもう少し見てみたいわ。
   そんなに急いじゃうと、……小鳩もすぐに終わらせてあげなきゃって思っちゃう。 ほら。」
小鳩の脇固めが菊池の関節を一気にひねりあげる。
菊池「っぎいぃぁあぁああああぁぁっ!!!」
零 「あ………終わり……。 次の試合……準備…しなきゃ。」
菊池の悲鳴が響く会場。菊池の腕がおかしな方向を向き始める。
菊池のギブアップで試合が終了すると思われたその瞬間、
祐希子「理宇うぅぅっ!!!」
菊池「ぅぅぅぅぁぁぁあああっ! っぐぅぅぁああああっ!!!!」
祐希子の声に触発されるように、左手がひねり上げられているにも関わらず菊池が身体を一気に起こす。
小鳩「ぁ。」
今日は菊池を壊すつもりのない小鳩は思わずその手を離してしまう。

787名無しさん:2008/12/29(月) 18:49:43
菊池「いいぃったぁあぁ……。 関節外れちゃったらどうしてくれるのよ。」
すぐさま立ち上がった菊池。一瞬立ち上がるのが遅れた小鳩の顎先めがけてトラースキック!
散々菊池の攻撃を浴びてきたものの、クリーンヒットは避けて来た小鳩。
しかし菊池の気迫に押されるように脇固めを手放してしまったのが尾を引いているのか、
その直後の反撃を予測できず顎を下から強烈に打ち抜かれた小鳩が膝から崩れ落ちる。
再び立ち上がろうとする小鳩。その背中めがけてサッカーボールキック!!
バシィィッ!!
小鳩「がはっっ!!」
足の脛から甲にかけて、大きな面を使って小鳩の背中を捕らえる。
背中からの衝撃はクッションが弱く、内臓に直接ダメージが叩き込まれる。
このサッカーボールキックはさすがの小鳩もダメージが大きく、顔をゆがめて身体をよじらせる。
零 「小鳩…ちゃん……?」
小鳩「……だ…大丈夫よ。小鳩は大丈夫。 だから安心して。」
菊池「よそ見してると危ないわよっ!!」
深いダメージに負けず、立ち上がろうとする小鳩。
しかしその小鳩めがけて走りこみ…シャイニングウィザード!!
小鳩の頭は菊池の膝の衝撃で弾き飛ばされる。零の目の前で小鳩の頭が弾き飛ばされリングに横たわる。
口を半開きにし、瞳孔を開かせが小鳩が、力の抜けた声を振り絞り、
小鳩「ぜ…零……ちゃ……。 逃げ…………強…い………。 逃げ……て…」
菊池「殴り込んで来ておいて、そんなこと許すわけないでしょ?
   そっちのあなたも祐希子さんに身の程を教えてもらうといいわ!」
力の抜けた小鳩を引き起こし、リング中央に立たせてすばやくロープをくぐってエプロンに飛び出すと、
菊池「これが…あなた達が殴りこんできた団体よっ!! よく見てごらんっ!!」
高いジャンプでトップロープに飛び乗り、ロープの反動を利用して勢い良く飛び出した低空のドロップキック。
菊池の零戦キックが無防備な小鳩を捕らえるっ!!
小鳩「っうぐぅっ!!」
そのまま弾き飛ばされ、リングに力なく横たわった小鳩に折り重なる菊池。

1……!! 2…………!!! ……3ーーーーーーーーーっっ!!!

菊池 「やぁったああぁぁっ!! 祐希子さーーんっ!祐希子さん!やりましたっ!私やりましたよ!!」
祐希子「よーし。えらいえらい。 菊池よくやったわ。」
零  「小鳩ちゃん…小鳩…ちゃんっ。 ……酷い…。勝負なんて途中で…決まってた…のに……。」
菊池 「祐希子さんの言ったとおりでした! 私のほうが強いですっ!!
    殴り込みしてくるやつらなんて蹴散らしてやりましたよ!!
    祐希子さんの指示したとおりにしただけなのに!」
零  「あの人…の…言うとおり…? あの人が……あの人がああしろって言ったん、だ…。
    …許さない。 小鳩ちゃん…ごめん……小鳩ちゃんの、お願い……聞いてあげられない…。」
大方の予想を覆す圧勝を奪った菊池と、その勝利は当然と言っていたにも関わらず大喜びする祐希子。

気を失った小鳩を介抱する零の復讐の炎が大きく燃えていることに気付く者は少なかった。
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