237 :名無しさん:2009/10/26(月) 03:38:06 ID:???
マイティ祐希子 vs 永原ちづる


ドガァッ!!
「ぅぐぅっっ!!」
リングが軋む音と同時に響く呻き声。
永原ちづるの必殺技、ジャーマンスープレックスが炸裂し、マイティ祐希子はリングに叩き付けられた。
後頭部から叩き付けられ、両脚を大きく広げたまま両肩をリングにつけたままホールドされる。

1………2………!!

両脚を跳ね上げ、カウント2で返す祐希子。
この試合、何度も繰り広げられた光景だ。
いや、正確には最近の試合で良く見る光景になっていた。
最近、急激に力をつけてきた永原は祐希子に対しても強気の試合を展開する。
その主軸となるのが、永原ちづるの代名詞ともいえるジャーマンスープレックスだ。
その勢いはもはや誰にも止められず、長年王者として君臨した祐希子ですら例外ではなかった。

立ち上がり、永原の首筋めがけて延髄斬りを放つ祐希子。

バシィッ!!
『ぁあああっ!!』

祐希子の脚が永原の首筋を捉え、永原が崩れ落ちる。
祐希子の延髄斬りはいつものキレを見せ、威力もやはりいつもどおり。
しかし祐希子本人は、それに見合った手ごたえを感じられない。現に、永原はすぐに立ち上がっていた。

「まったく、こうもすぐに立ち上がるとはね…。 うたれ強くなったじゃない。」
『いえ…まぁそういうわけでもないんですけど。』
「謙遜しなくてもいいのよ。 じゃあ行くわよ!」
『はいっ!!』

同時に組みかかる祐希子と永原。しかし永原が一瞬早い。
祐希子の脇を潜り抜けて腰に手をかけ、素早く背後に回りこんだ。
祐希子が重心を落とすが、永原は既に両脚を踏ん張っている。 祐希子間に合わない!

『ふぅんっ!!』
「あああああっ!」
ドガアァッ!!
「んぅぁああっ!!」

祐希子の身体が浮き上がり、ジャーマンスープレックスでリングに叩きつけられる!
再び両脚を大きく開いたまま前方に投げ出し、身体を二つ折りにされる祐希子。

238 :名無しさん:2009/10/26(月) 03:39:08 ID:???
すぐに立ち上がり祐希子を引き起こすと、再び腰を捕らえる永原。
今度は祐希子の身体を捕らえたまま、一呼吸置いたかと思うと、それまでのジャーマンとは明らかに違う勢いで引っこ抜く。
先行して一気に真後ろに倒れこむ永原の身体、後からそれに引っ張られるようにゆっくりと浮き上がる祐希子の身体。
永原の頭部がリングに激突する…かと思うと、永原の背筋が一瞬で反りあげ…

グシャァッ!!
「うっぐぅぅううぅぅっ!!」

連続で決まったジャーマンスープレックス!
屈辱的な格好のまま四肢を力なくリングに伸ばしたまま、リングに押さえつけられる祐希子。

1……2……………っ!!

カウント2.5でなんとか肩を上げ、難を逃れる祐希子。
永原のジャーマンスープレックスは、同じジャーマンスープレックスという技でも実はいくつかバリエーションがある。
たとえば、1発目のジャーマンは投げること自体が目的のジャーマンだ。
素早く背後に回りこみ相手を投げる。それだけで主導権を奪うことができ、相手のリズムを崩すことができる。
比較的難易度の高いジャーマンを、序盤に決められるということは、それだけで力の差を見せ付けられることになる。
さらに真後ろに投げられ後頭部からリングに叩きつけられるのだから、単純にダメージもそれなりにある。
そして2発目のジャーマン。これは相手に大ダメージを与えるジャーマンと言える。
主導権を握るとかそんな程度の技ではなく、思い切りリングに叩き付けられた相手は、
まるで奈落の底に落とされたかのようなダメージを浴びてしまう。
まだいくつかバリエーションがあるが、そのどれもが違うタイミングや違う形での着弾であり、
投げられる側は、どのタイミングでどの角度でたたきつけられるのかを判断するのは難しい。

「ううぅ……」

今まさに、その違いを見抜くことができず、後頭部を強かに打ちつけて大ダメージを浴びたのがこの祐希子だ。
頭を抑えながら立ち上がる祐希子めがけて飛び込んでくる永原。
腕を大きく振りかぶって祐希子の首めがけてラリアットを叩き込む!!

が、その腕をくぐりぬけロープに走る祐希子。
ラリアットを空振りさせた永原が振り返った時には、ロープの反動を使って祐希子が帰ってくる。
永原の目の前で飛び、両脚から永原の首に飛びつくフランケンシュタイナー。

「はぁっ!!」
ダァンッ!!
『ぅん゛があっ!!』

今度は永原の身体が宙を舞い、リングに叩き付けられそのままフォール。

1……2………っ!

しかしカウント2で跳ねのける永原。
悔しそうな表情を見せるのは祐希子。手ごたえが浅すぎるのがその表情の原因だ。
うすうす気がついていたが、以前と比べると明らかに永原の防御が上手くなっている。

239 :名無しさん:2009/10/26(月) 03:40:10 ID:???
永原は、必殺技のジャーマンに磨きをかけるため、最初の一歩の踏み出しが以前よりも早くする練習を積んでいた。
そのおかげで、序盤でも背後に回りこんでジャーマンを仕掛けることができるようになった。
祐希子がフランケンシュタイナーで飛んだ瞬間、永原は無意識の内に一歩踏み出していた。
その結果、祐希子の両脚は永原の首を完全に捕らえる事ができずダメージを逃がす余裕が生まれ、
さらにフランケンシュタイナーの回転の中心位置がズレてしまい、結果としてダメージを最小限に抑えることに成功していた。

立ち上がる永原。そしてそのバックに回る祐希子。
いくら必殺技とはいえ、何度も何度も引っこ抜かれ、良いように投げ打たれるのは祐希子にとっても屈辱でしかない。

「いくらなんでもそんなに連発するのは安売りしすぎなんじゃない!?
 それに、ジャーマンはあんたの専売特許じゃないのよっ!」

祐希子の腕が永原の腰をガッチリ捕らえ、真後ろに引き抜くジャーマンスープレックス!
永原の身体が浮き上がって真後ろに引き抜かれると、そのまま後頭部からリングに叩き付けられる。
祐希子の身体が見事な橋を描き、お手本のようなジャーマンスープレックスが永原の身体に炸裂した。

1……2!!

しかしカウント2で返す永原。
祐希子より早く立ち上がる永原。祐希子が立ち上がるとその背後には既に永原が待ち構えていた。

「連発すれば安売りですか?もったいぶれば価値が上がるんですか? 私は違うと思います!
 私はジャーマンを出し続けますよ。 いくらでも。
 …今日はもうジャーマンしか出しません! もしそれで負けたって構わない。そう思いませんか!?
 投げられてくれる必要なんてない! いくらでも踏ん張ればいいです!」

永原がジャーマンの体勢に入る。
祐希子は腰を落とし踏ん張る。が、永原がそれ以上に腰を落として引き抜く。
踏ん張った足の根本から引き抜かれ、低い軌道で宙を舞い、真っ逆さまにリングに突き刺さる祐希子。
これまでも投げられてやっているつもりは無かったが、本気で踏ん張り、潰そうとして、それでもまたしても屈辱的な格好を晒される祐希子。
なんとかフォールを返す祐希子だが、顔を歪めて後頭部を両手で押さえながらリングを転がり、場外にエスケープ。
続けてリングから降りてくる永原が、場外で頭を抑える祐希子の背後から組み付く。

『今日はジャーマンしか出さないって言いましたよ? こんなところに来ていいんですか? 薄っぺらいマットしかないですよ?』
「…っ! こんなところでさせるわけないでしょ!!」
こんな場所でジャーマンを決められては、さすがの祐希子もたまらない。
先ほどよりも体勢を低く、下に敷いてあるマットに手がつくほどに腰を落として踏ん張る祐希子。
『祐希子さんっ!私のジャーマンの勝ちですっ!!』

永原が腰を落とした祐希子を、一旦上に引き上げて重心を強引に上げると、脚を踏ん張りなおして一気に引き抜く!
リングサイドの観客の目の前で、またも祐希子の身体が宙を舞う。

グシャアッ!!
「っぅぎゅぅっ!」

硬い床の上にただ1枚敷かれた薄いマットの上に叩き付けた永原。
窮屈に上体を押しつぶされ、真上に突き上げた尻を晒し、両脚を大きく広げた大股開きで両手両脚を前方に投げ出し、
大ダメージを受けて意識が飛びかかった半失神の顔でホールドされ、動けない祐希子。
手を伸ばせば観客に届くような距離で、醜態を晒す祐希子と、あえてそのままホールドし続ける永原。
場外カウントが進み、観客の携帯カメラの音や、プロレス雑誌カメラマンのシャッター音、無様な格好を事細かに実況する騒音の中、
ようやくホールドするのをやめ、立ち上がる永原が大の字でダウンしている祐希子を引き起こし、リングに押し込む。

240 :名無しさん:2009/10/26(月) 03:41:32 ID:???
リングに押し戻さた祐希子を引き起こし、観客に手を上げてアピールしながら声を張る。
『トドメの一発でムーンサルトを出せば、かっこいいかもしれません。
 でも相手はムーンサルトで負けたって思いますか?そう言ってくれますか?
 …私は言わせますよ! "私のジャーマンに負けた"って! 
 それじゃあ行きますよーっ!!』

既に永原に支えられて立っているのがやっとの祐希子の背後に周り、ジャーマンスープレックス!
力なく永原に身体を支えられているだけの祐希子は、簡単にその餌食になってしまい、リング中央で大股開き。
「っぎぁ…っ!」
『もう一発ぅうっ!!』
祐希子を抱えたまま立ち上がり、すぐさま引っこ抜くジャーマンスープレックス。
受身を取ろうとする仕種が見えたが、タイミングが合わず、後頭部を強烈に打ち付けられる祐希子。
「っがうぅ…………ぅぅぅぅぅぅうぅぅうぅ…………」
『ラストォォォっ!!』
またしても祐希子を抱えたまま立ち上がり、すぐさま引っこ抜くジャーマンスープレックス。
頭を強く打って、上下の判断すらも危うい祐希子の身体を真上に引き抜き、身体を後ろに倒していく永原。
永原の身体が倒れて行き、祐希子の身体が弧の頂点に到達した瞬間、永原の背筋が一瞬で反りあがり、
その永原の身体が倒れる勢いと、背筋の反りあがりで増した勢いを、
大きな弧を描いて遠心力のついた祐希子の身体にすべて託してリングにたたきつける!

「ふぎぃ……っっ!!」
芸術的ともいえる美しい人間橋を描き、永原ちずる。
その橋から叩き落され、短い呻き声とともに意識を刈り取られるマイティ祐希子。
首を直角に折り曲げ、抵抗力を失った全身から力なく伸びた両手両脚が、左右に大きく開いたまま、ただただ重力に負けて垂れ下がる。

1……2………………3!!

屈辱的なまんぐり返しの体勢で微動だにしないまま、3カウントを聞かされる祐希子。
トドメの一発で放ち、試合を決めるのが必殺技だという人も多いが、
永原のジャーマンスープレックスはそれとは違う。
ジャーマンスープレックスが来るとわかっていても、それを防ぐことができない。
どんな相手でも、いついかなるときにも自在に繰り出すことができるのが永原のジャーマンスープレックス。
それでいて、その全てが非の打ち所が無いジャーマンスープレックスなのだから、
対戦相手はとにかくジャーマンスープレックスで投げられまくったという屈辱的な結果しか残らない。
どれだけ警戒していても、背後を取られたが最後、そのジャーマンスープレックスからは逃れられない。
それを必殺技と言わず、なんと言えばいいのだろうか。

翌日のスポーツ新聞一面には、フィニッシュのジャーマンスープレックスをメインに、
美しい永原のジャーマンが数多く乗せられ、祐希子の完敗が伝えられ、
記事の隅には
「ちずるのジャーマンスープレックスにやられました」
と悔しそうに語る祐希子の姿が載っていた。
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