542 :名無しさん:2010/01/18(月) 21:57:02 ID:O823sDIY
こんな会話が浮かんだ。リョナじゃないのがなあ……。

都内某所、新日本女子プロレス本部・トレーニングジムにて。
所属選手もほとんどが帰宅の途につき、がらんとした本社ビル。
残っているのは社長と、秘書だけのはずだった。
しかし、施設の見回りをしていた社長は、扉から漏れる光に気付き足を止めた。
誰もいないはずのジムに、煌々と明かりがついている。
こんな時間に誰が……? いぶかしがった社長がジムの扉を開く。
そこには、サラシを巻いた上半身をはだけさせた八島静香の姿があった。全身の包帯を取り替えているらしかった。
社長はゆっくりと八島の元へ歩み寄った。

「あぁ、社長かい」
「八島……また怪我か」
「今日はハードだったからね。上戸のヤツ、全力でブン投げやがって」
「すまないな、なんか無理させてしまって」
「前も言ったろ? 好きでやってることさ、そんなに気ぃ使われても困っちまうよ」
「それならいいんだが……正直、申し訳ないんだ……お前や葉月たちに頼りっぱなしで、な」
「ハッ、何言ってるんだい。あたし等はレスラーだよ? 闘うのが仕事さ、むしろ毎日が充実して、ありがたい話だよ。
ほんとに気の小さい男だねぇ、社長はふてぶてしいくらいがちょうどいいんだよ」
「……悪かったな、気が小さくて」
「アッハッハッハ! 気に障ったかい? 」
「どうせ俺は社長に向いてないよ」
「まさか、本気にしたのかい?……悪かったよ、だからそうむくれるんじゃないよ」
「……許してやるかわりに、言うこと聞いてもらうぞ。……俺に包帯巻くのを手伝わせろ。社長命令だ」
「……あ、ああ……」

八島の包帯を黙々と取り替える社長。
しばらく押し黙ったままの二人だったが、沈黙に耐えかねたのか、社長が口を開く。
「なぁ、八島。若いやつら、どうだ?」
「んん? あぁ……、イキはいいね、それは間違いないさ。CBT……だっけ? あいつ等なんか気合入りすぎでパンパンさ。
『私たちが祐希子さんたちの穴を埋めるんだ!』とか吹きやがって。
来島が相手してるけど、こないだなんか逆に目ぇ回してたねぇ」
「来島をへばらせたのか、そりゃ楽しみだ」
「全ッッ然まだまだだけどな」
社長と八島は、顔を見合わせると声をあげて笑いあった。


(……痩せたな、社長)
前にも、社長はこうやって包帯を巻いてくれたことがあるが、そのときと比べて、この日の社長の手は肉が落ち、節くれ立ってごつごつしていた。
それは、社長の心に刻まれた苦悩がそのまま形を成したもののように思われた。

「なぁ、社長」
「ん?」
「心配、要らないからな」
「…………」
「何も心配ないから……あんたのレスラーを信じろ」

「………ほら、包帯巻けたぞ。きつくないか?」
「ああ、大丈夫だ。ちょうどいいよ。……悪いね、手間かけさせて」
「気にするなよ、これも社長の仕事のうちさ………八島」
「何だい?」
「……ありがとうな」

そういうと、社長は立ち上がりジムを後にする。その背中の小ささに、八島の胸は潰れそうになった。

「……大丈夫だ、社長……あんたの団体、あたしが護ってやる……!」
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