903名無しさん:2010/04/23(金) 05:13:59 ID:???
ちょっと前にインターネット見てたら、どっかのブログにこんな日記が書いてあったのを見た。
なんとなく記事だけ保存してたんだけど、今インターネットを検索しても引っかからない。
どーもブログが削除されちゃったっぽいんだけど、なんか知ってるヤツいねぇ?
多分エイプリルフールネタかなーと思ってんだけどwww
長いから次のレスからコピペするわ。
904名無しさん:2010/04/23(金) 05:14:59 ID:???
マイティ祐希子、そして桜井千里。
プロレスを知らない人でも名前くらいは聞いたことがあり、
プロレスを知る者であればもはや説明は不要な、輝かしい経歴を誇るトップレスラーだ。
しかしそれはあくまで表の顔であり、ショー的要素を一切排除した実力のみが評価される地下プロレスでは、
表世界での栄光からは想像することすら難しい屈辱の試合を演じ、辛酸を舐める扱いを受けているという事実は、
この記事を読んでいる皆様ならば御存知かと思う。
そんな我々の中で、以前からひそかに盛り上がっている話題がある。
”マイティ祐希子と桜井千里が闘ったらどちらが勝つのか?”
実際、祐希子と桜井の対戦は何度か実現しているが、この疑問に対する明確な答えとはなっていない。
しかし、先日この疑問に対する答えとなる試合が行われた。

マイティ祐希子vs桜井千里10連戦

なるほど、これならばこの疑問に対する解答となりうるだろう。
いや、むしろこの疑問に終止符を打つべくして行われた試合ともいえる。
気になる結果は次のとおりだ。

祐希子× 0 - 1 ○桜井 16分21秒 フランケンシュタイナー
祐希子× 0 - 2 ○桜井 17分33秒 ハイキック→体固め
祐希子○ 1 - 2 ×桜井 20分46秒 ジャーマンスープレックス
祐希子○ 2 - 2 ×桜井 19分21秒 JOサイクロン
祐希子× 2 - 3 ○桜井 13分39秒 ハイキック→体固め
祐希子× 2 - 4 ○桜井 18分39秒 ハイキック→体固め
祐希子○ 3 - 4 ×桜井 16分01秒 ジャーマンスープレックス
祐希子○ 4 - 4 ×桜井 16分00秒 フライングニールキック→体固め
祐希子× 4 - 5 ○桜井 19分48秒 ローリングソバット→片エビ固め
祐希子× 4 - 6 ○桜井 13分34秒 ヘッドシザーズホイップ→体固め

4対6で桜井の勝利。
10連戦を占う大事な初戦を制したのは桜井。
フランケンシュタイナーを炸裂させ、祐希子の上半身を組み敷く。
桜井に上半身を固定された祐希子は、身動きが取れないまま3カウント。
得意の飛び技でお株を奪われた形のフランケンシュタイナーで、桜井の両脚の間から屈辱の表情を見せる祐希子は最悪といってよい黒星となった。
続く2戦目は、祐希子の一方的な試合となる。
JOサイクロンなどを決め、桜井をあと一歩のところまで追い詰めた祐希子だが、そこから桜井のもう反撃が開始する。
ミドルキックで脇腹を深く抉られた祐希子はたまらずダウン。動きの止まった祐希子はサンドバッグと化し、最後はハイキックで意識を失い、KO。
3戦目、桜井のローキックが祐希子の脚に着実にダメージを与えていくものの、戦落としている祐希子の勢いは、これまでの試合とは明らかに違った。
ダメージを蓄積した脚を引きずりながらも飛び技を中心に桜井を攻めたてる祐希子。
対する桜井は決め手に欠け、流れを掴みながらもとどめをさすことができない。
焦った桜井の一瞬の隙を突いてバックを取った祐希子は豪快にジャーマンスープレックス。
後頭部からリングに叩き付けられた桜井は両足を大きく開いたまま脱力し、3カウント。
4戦目は3戦目の反省を生かした桜井の猛攻が祐希子に襲い掛かる。
試合開始直後から試合を完全に支配した桜井が、ノーザンライトボムやハイキックで祐希子をKO寸前に追い込んでフォール。
しかし、それを2.8で返すと、すぐさまJOサイクロンで桜井をリングにたたきつける祐希子。
投げ技を中心に桜井を攻め、とどめは必殺のムーンサルトプレス。しかしこれを膝で迎撃する桜井。
この迎撃ダメージが効いたのか、勢いを失った祐希子は、出す技出す技をことごとく返されていく。
祐希子の技を丁寧に潰していく桜井だったが、攻めているのはあくまで祐希子が主導。
とうとう潰し切れずに背後を奪われ、JOサイクロンの餌食にされた。背中から叩き付けられた桜井は低い呻き声をあげるだけで精一杯。
2-2のイーブンに戻した祐希子に対し、桜井にとっては試合開始から10分足らずで祐希子をKO寸前にまで追い込んでいただけに、痛い1敗だった。
5試合目、一進一退の攻防が続く中、桜井のフランケンシュタイナーが決まる。初戦の悪夢が脳裏をよぎるものの、2.8で返す祐希子。
しかしその立ち上がり際を狙った桜井のハイキックが、無防備な側頭部を打ち抜いた。
瞳孔を開かせて崩れ落ちた祐希子は、抵抗する素振りを見せることすらできないまま3カウントを奪われる。

905名無しさん:2010/04/23(金) 05:16:42 ID:???
6試合目、祐希子が試合の流れを掴み、上手く桜井の打撃を潰していく。
ことごとく潰される打撃をあきらめ、徐々に飛び技や関節技にシフトしていく桜井だが、打撃を押さえ込まれたせいか次第に追い込まれていく。
シフトしていった飛び技や関節技もついに手札が尽き、苦し紛れに放ったミドルキックが、祐希子の腹を深く抉る。
腹を抱えてよろける祐希子に、続けざまに逆サイドからミドルキック。
これをモロに食らった祐希子は、口からだらだらと胃液を溢れさせながら棒立ちになる。
棒立ちのまま動けない祐希子を前にした桜井は精神を集中させ、全身全霊のこもったハイキック。
美しいフォームから放たれたハイキックに側頭部を打ち抜かれた祐希子は、尻を突き出してリングを舐めるように身体を折り、嘔吐しながら痙攣を起こしていた。
再び2つのビハインドとなった7戦目に挑む祐希子。
飛び技のみに頼らず、打撃や投げ、そして関節技も織り交ぜて試合を進める祐希子。
打撃で応戦しながらも、技を絞ることができない桜井は追い込まれていく。
5,6試合目、無様な敗北を喫した祐希子は桜井の背後を取ると、ジャーマンスープレックス葬。
桜井の尻が高く突き上げられ、首を直角に曲げる高角度のジャーマンスープレックスが決まり、前日の屈辱を返す形で完璧な勝利を奪った。
8試合目、やはりこの試合も祐希子が優勢。
JOサイクロンで桜井の動きを封じた大技を決めるなどして試合を作っていく中、桜井をロメロスペシャルで吊り上げるなどの技を織り込んでいく。
ロメロスペシャルで吊り上げられた桜井は抗うことができず、強制的に両脚を大きく広げられ、胸を張るように身体を大きく反らせていく。
祐希子が関節技で桜井を甚振るという、表では絶対に見られない展開を見せつつ、
最後は祐希子の高い跳躍力と身体能力を使ったフライングニールキックからの体固め。桜井がリングに沈んだ。
これで4-4のイーブン。まさに実力伯仲。祐希子の高いセンスに負けない強さを見せる桜井の頑張りは、賞賛に値する。
それにつけても、この惚れ惚れするような実力ですら、食物連鎖の底辺として弱者の筆頭に上げられる地下プロレスは恐ろしいこと極まりない。
9試合目、桜井のセンスの高さを、これほど感じられる試合も無いだろう。
スピードを生かしてリングを走り回る祐希子の脚を的確に捉えるローキック、繋ぎとして充分に効果のあるスリーパーホールド、
そして祐希子の勢いを殺ぐキャプチュードにノーザンライトスープレックス。
祐希子の動きを予測し、先手を打つように丸め込んだフランケンシュタイナー。
祐希子が放つ飛び技をトペ・レペルサで器用に返したかと思うと、
祐希子が満を持して放ったムーンサルトプレスを、これ以上は無いという絶妙なタイミングで膝を立てる。
桜井の膝に、腹を深く貫かれた祐希子は、無様にリングを転げまわる失態を見せる。
あの祐希子が桜井の手の上で踊らされているのか、あるいは桜井が全てを読みきっているのか…。試合の全ては桜井の強さを引き立たせるための素材でしかなかった。
極めつけはフィニッシュだ。ローリングソバットからの片エビ固め。そう聞けば、なんと地味なフィニッシュだと思われても不思議ではない。
しかしそこにこそ桜井のセンスを感じることができる。
素早い回転から生み出される回転力を、足先一点に乗せながらのローリングソバット。
回転力の上に遠心力を乗せて2倍の威力、さらにあの鋭いキックを生み出す脚の瞬発力をあわせればさらに2倍、
小高く飛び上がって全身を大きく捻りながらキックを抉りこむことで、さらに2倍。桜井は通常のローリングソバットの8倍の威力を生み出していた。
それが、ムーンサルトプレスの迎撃を受けた祐希子の腹に突き刺さったのだ。
祐希子にとっては、頼むから今そこだけは狙わないでくれと言う、一番苦しめられる場所をピンポイントで、しかも爆発的な攻撃力でぶち抜くローリングソバット。
たかがローリングソバットを食らっただけで、断末魔の悲鳴を上げてリングを転げまわり、嘔吐するマイティ祐希子を見たことがあるだろうか。
フォールされてもそれを返そうともせず、ただ苦しみから逃れるために身体を捩じらせてのた打ち回るマイティ祐希子を、
この記事を読んでいる読者は1度でも見たことがあるだろうか。
その結果がローリングソバットからの片エビ固めである。

906名無しさん:2010/04/23(金) 05:17:42 ID:???
4-5で桜井がリードした状態で始まった10試合目。祐希子にとっては負けられない試合である。
が、この日の祐希子は精彩を欠いていた。ショルダータックル、逆水平チョップ、逆エビ固めなど、あの手この手を使って桜井を攻めていく。
祐希子が投げ技も打撃も、なんでも上手くこなすことは誰しも理解しているが、この日の内容はそうではない。
自分自身を見失っているかのような内容だった。
それなりに威力があり、桜井にも着実にダメージを与えてはいるものの、その攻め手には迷いが見える。
もっと言うならば、勝つ為の試合ではなく、負けないための試合をしようとしているように見えた。
それは桜井にも当然見透かされていたのだろう。大きな隙が見え隠れする祐希子に、次々と襲い掛かる手痛い攻撃。
その攻撃からも逃げようとしたためか、バックドロップを返されるなど散々な内容のまま試合は進み、桜井のヘッドシザーズホイップ。
特筆するべきことなど何も無い、他愛の無いヘッドシザーズホイップだったが、この後のフォールで、まさかの3カウント。
これが地下プロレスの雰囲気だといってしまえばそれまでなのかもしれないが、マイティ祐希子がこれほど頼りなく力の無い試合をするとは想像していなかった。

マイティ祐希子vs桜井千里10連戦の結果は、4-6で桜井の勝利。
10試合目の印象が強いせいか、4-6という星差以上の力の差を感じた10連戦だった。
8試合目まで五分五分の勝負をしてきた二人だが、力の差を見せ付けられた9試合目、不甲斐ない試合を見せた10試合目。
この内容で黙って引き下がることができるはずの無い祐希子と、逆に存分に力を見せ付けた桜井。
珍しく感情を見せて喜ぶ桜井と、対照的リングに崩れ落ちてうなだれる祐希子。
表世界とは違い、この地下プロレスにおいて敗者になるということは、表世界での敗者とはまるで意味が違う。
表のプロレスでは下のものが上のものを狙い、上のものを引き摺り下ろしてその代わりに上に立つ。そうして頂点を目指して上っていく。
しかし地下プロレスでは弱者は強者の餌食にされ嬲られる。
当然、より弱い者からも狙われる存在でもあるが、恐ろしいのは強者だ。
強者は当然簡単に白星を狙える相手を探してハイエナのように群がる。
弱者はその相手をせねばならず、強者に白星を献上し自らが黒星を背負い込むことになる。
試合を多くこなせばそれだけ分析されて弱点を洗い出されてしまう上、体力的にも不利になる。
一度弱者として認識されれば狙い撃ちにされ、加速度的に黒星が増えていき、一戦一戦がさらに苦しくなる。
打撃一辺倒になりがちな桜井は、依然として狙われるだろうが、
9試合目で桜井が見せたセンスの高さは、ある強者にとっては脅威として映っているだろう。
逆にオールマイティに攻められる強みを持つ祐希子だが、打撃に対する脆さも見せた。
さらに10試合目で祐希子が見せた不甲斐なさは、強者にもその他の弱者にも隙にしか見えなかった。
これから両者が辿る道には注目せざるを得ない。


……という結末で締めくくる予定だったが、これで終わらないのが地下プロレスである。
会場中に響くスピーカーから長い説明が始まったが、要するに20連戦に変更するという内容だった。


祐希子× 4 - 7 ○桜井 16分23秒 フランケンシュタイナー
祐希子× 4 - 8 ○桜井 14分44秒 ハイキック→体固め
祐希子× 4 - 9 ○桜井 13分21秒 ノーザンLスープレックス
祐希子○ 5 - 9 ×桜井 16分35秒 ジャンピングニーパット→体固め
祐希子○ 6 - 9 ×桜井 13分27秒 コブラツイスト
祐希子○ 7 - 9 ×桜井 16分09秒 ムーンサルトプレス
祐希子× 7 -10 ○桜井 27分11秒 フランケンシュタイナー
祐希子× 7 -11 ○桜井 17分47秒 フランケンシュタイナー
祐希子× 7 -12 ○桜井 12分11秒 踵落とし→片エビ固め
祐希子× 7 -13 ○桜井 17分06秒 ハイキック→体固め

907名無しさん:2010/04/23(金) 05:18:44 ID:???
11試合目、中盤までは互角の試合をする両者だが、桜井の打撃で流血した祐希子の動きが鈍くなって行く。流血の影響で持久力が続かないのだろう。
リングを走り回って飛び技で攻めるスタイルを避け、桜井をコブラツイストで絞るなどスタミナの温存させながらの試合運びとなる。
しかしスタミナ切れでは思うような試合はできず、桜井のフランケンシュタイナーに押さえ込まれて3カウント。桜井はこのシリーズ初の3連勝となる。
12試合目は桜井のキックが冴えた。序盤からローキックで祐希子の動きを止め、桜井の間合いで試合が進む。
ローキックがクリーンヒットする近い間合いを嫌って距離をとる祐希子だが、待っていましたとばかりにミドルキックを放つ桜井。
その後も踵落としなどが決まり、とどめは必殺のハイキック。サンドバッグのようにキックを浴びまくった祐希子には、避けることも踏みとどまることもできなかった。
13試合目、両者とも決め手に欠いた試合だった。
ドロップキックや逆エビ固めで地味に攻める祐希子と、エルボーやボディスラムで地味に攻める桜井。
これといって特別盛り上がることの無い消耗戦を制したのは、ごく僅かに消耗を抑えた桜井。ノーザンライトスープレックスで決着。
戦績は4-9となり、桜井が9勝目。あと1勝で10勝となり、負け越しは消える。
対する祐希子が勝ち越すためには、残り7試合を全勝しなければならない。祐希子はこの日の敗北で5連敗。残り7試合をどう闘うかが命運を分ける。
14試合目、危なく10敗となろうかという瀬戸際で祐希子が連敗を止めた。飛び技を得意とする祐希子が、飛び技で制した試合だった。
この数試合は、負けが混んで来ていたせいか、飛び技のみで攻めることはせず、あの手この手で攻める試合になっていたが、この試合は違った。
ドロップキックやフライングニールキック、フライングボディプレスなど、あくまで飛び技を中心とした組み立てで攻める祐希子。
反射神経の良い桜井がとっさにかわし、祐希子が自爆するシーンも散見されたが、それでも飛び技で攻めていく。
それでいて、桜井のスタミナが切れると、飛び技からシフトするようにタイガードライバー、シャイニングウィザードといった大技も織り交ぜ、
最後は桜井の顎先を下から強烈に打ち上げるジャンピングニーパット。桜井が身体を仰け反らせてリングに倒れるが、そのとき既に桜井の意識は飛んでいた。
このシリーズでは、祐希子が何度かKOされているが、桜井がKOされたのは初めてとなる。
15試合目、前回飛び技中心で勝利を掴んだ祐希子が、この試合では再び器用さを見せる。
シャイニングウィザードなどの打撃技、パイルドライバーなどの豪快な技を連発。
桜井は飛び技を警戒しすぎたのか、祐希子の攻め手の変わりように翻弄され、それらをモロに食らってしまい、
いつの間にか祐希子の独壇場になると、桜井の四肢を絡め取ったロメロスペシャル。
逃げる手段の無い桜井が必死にもがき、何とか逃れるも、続けざまに強烈なコブラツイスト。
強烈に身体を捻られた桜井はロープに手を伸ばすが、耐え切ることができない。祐希子には珍しくギブアップで勝利を奪った。
16試合目、この数試合、桜井は桜井らしさを見せられない試合を展開していたが、ここに来て息を吹き返す。
ローキックで祐希子の動きを止め、ノーザンライトスープレックスでリングにたたきつける。
祐希子も負けじと反撃し、JOサイクロンでとどめを刺そうとするものの、それを絶妙なタイミングで桜井が返し、前方回転エビ固め。
あわや3カウントというところでロープに逃れる祐希子。桜井は手を緩めず、踵落としや鋭い掌底で祐希子を突き崩していく。
桜井らしい試合が続く中、終焉は突然訪れた。祐希子のムーンサルトプレスだった。
地下プロレスでは決めることが難しいとも言われるムーンサルトプレスがリングに倒れた桜井に着弾すると、
それまで押し気味で試合を進めていた桜井のスイッチが切れたように動きが止まり、3カウント。これで祐希子は怒涛の3連勝。
3カウントの後、桜井の上から祐希子が身体をどけると、桜井は腹を抱えて呻き声を上げてのた打ち回る。
祐希子のムーンサルトプレスは地下プロレスでも、決まりさえすれば間違いなく必殺技になりえることを充分に証明してくれた。

908名無しさん:2010/04/23(金) 05:21:37 ID:???
17試合目。この日、私はようやく私自身の勘の鈍さに気がついた。
地下プロレスでは、弱者は強者に食われる存在であることは既に紹介したとおり。
試合をすればするほど、レスラーの試合の組み立てや弱点、得意技などが分析され、ほかの選手に知られていくことも紹介したとおり。
マイティ祐希子と桜井千里は、ここまで17日連続で試合を行っている。お互いに疲労も蓄積しているだろう。
それゆえに得意にする組み立てや、追い詰められたときに出す技、そして弱点は浮き彫りになってくる。
当然、両者ともこれだけ連続で手合わせすれば、お互いにクセは見えていて、お互いの弱点も見えている。
目先の勝利のために相手のクセに合わせて反撃をし、相手の弱点を的確についてくる。
10連戦が組まれた意図、そして20連戦に延長された意図は、まさにこれが目的なのであろう。
この日の祐希子の無様な試合を見てようやく気づいた。
桜井のローキックの嵐で祐希子の脚が止まる。脚が止まると飛び技では成り立たなくなる。投げ技や打撃で対抗するしか無くなる。
投げ技を返される。パイルドライバーを返される。タイガードライバーを返される。
距離を詰めたことで逆に投げられる。関節技に捕まる。
桜井の間合いで闘うことになり、踵落としがクリーンヒット。ハイキックがクリーンヒット。
フォールされれば致命的にもなるダウンを3度も喫し、とどめはフランケンシュタイナー。
飛び技を得意とする祐希子が、なぜフランケンシュタイナーで負けることが多いのかと疑問だったが、答えはこれだ。
キックで動きを抑えこまれ、それを補うために近づけば返し技、そしてキックで打ち抜かれ、
近距離から発動させ押さえ込むことが簡単なフランケンシュタイナーを狙われる。
なるほど。そういえばこのシリーズで同じ展開を何度かみてきた。これでほかの選手も祐希子対策は完璧ということか。
その対策に綺麗に嵌められるようにしてフランケンシュタイナーで3カウントを奪われた祐希子。
これで7-10で桜井が10勝を収めた。崖っぷちに追い込まれながらも3連勝をして踏みとどまった祐希子がついに崩れ、10敗。
祐希子に勝利は無くなった。祐希子は何とか引き分けに持ち込みたいところ。桜井はこのまま勝利を重ねて突き放したい。残りは3試合だ。
18試合目。まるで昨日の試合をもう一度見ているかのようだった。つまりは、桜井にとって対策が確立したということなのだろう。
祐希子のスピード感溢れる飛び技が桜井に襲い掛かり、桜井は反撃する糸口さえつかめないまま翻弄される。
が、激しい打撃音を響かせる桜井のローキックが1発決まると、その後も連続で決まり始め、祐希子の動きが鈍くなる。
その後も飛び技を中心に攻めようとする祐希子だが、明らかにスピードが落ちているのがわかる。
決して飛び技が使い物にならなくなるわけではないが、桜井をロープに振ってトペ・レペルサで返された瞬間に既視感を感じる。
目を閉じればこの後の展開が見えてきたのは筆者だけではないはずだ。そして、残念ながらその後の展開は想像と大差は無かった。
エルボーや逆水平チョップで対抗する祐希子だが、桜井を相手に打撃技で立て直そうとすること自体が無謀ではないだろうか。
案の定、技と技のつなぎにできた隙に距離を詰められ、フロントスープレックスで投げられる祐希子。
その後、何とか立て直してJOサイクロンなどの大技を出す祐希子だが、生命線である脚が限界を迎える。
普段ならば難なく決めるフライングボディプレスすらも軽々とかわされて自爆すると、
がっしりと組み付いた投げあいにも踏みとどまることができずバランスを崩し、ノーザンライトスープレックスで叩きつけられる。
美しいブリッジを形作る桜井に叩き付けられた祐希子は、背中から強く叩き付けられ咽る始末。
脚をガクガクさせながら立ち上がった祐希子の片足を抱えて強引に引き寄せ、キャプチュードで祐希子を脳天からリングに突き刺す桜井。
受身もとれないまま脳天からリングに突き刺さった祐希子の目は左右にブレて、桜井の姿を捉えていない。
そしてフランケンシュタイナー。シリーズの1試合目でみせたフランケンシュタイナーは反射的に出したようなぎこちないものだったが、
この試合で見せたフランケンシュタイナーは、スピード感、回転力、相手をリングに落とす角度に威力、全てにおいて完璧なものに仕上がっていた。
リングに叩き付けられた祐希子は呆然と桜井を見上げるだけで、反撃する力が残っていないのが明らかだ。
桜井は祐希子の上半身を押さえ込むのではなく、あえて不安定な顔面の上に尻を乗せてフォールする余裕を見せての3カウント。
桜井が作った必勝パターンが筋書き通りに決まった試合。昨日見た試合とほぼ同じだった。

909名無しさん:2010/04/23(金) 05:22:38 ID:???
…ただし、この後、珍しい光景を目にする事になる。
普段は試合に勝利すれば、さも当然とでも言いたげにリングを去っていく桜井だが、祐希子の上に座ったまま動かない。
顔面に尻を押し付けられて呼吸を奪われたまま3カウントを奪われた祐希子とその上にはその場から離れる気配のない桜井。
十数秒ほどすると、桜井の尻に押しつぶされたままくぐもった悲鳴を上げて窒息地獄から逃げようともがき始める祐希子。
上に載った桜井を押しのけようと伸ばされた祐希子の両手を掴み、リングに押し付ける桜井。
両手を押さえ込まれ、顔面を押しつぶされ、動きを封じられると、目が赤く充血し、見る見る血走らせて行く。
血走った目とくぐもった悲鳴で桜井に何かを訴える祐希子だが、それを組み敷く桜井は暗い薄笑いを浮かべている。
桜井もこれまで地下プロレスで長い間虐げられてきた。その抑圧された力を今ここで剥き出しにして目の前の祐希子にぶつけていた。
敷き潰され、上半身を固定された祐希子は、両脚をばたつかせ、大きく広げて重心をずらそうとする。しかしそれは不可。桜井を引きずりおろすことができない。
次は腰を高く突き上げてブリッジをして重心をずらす。しかしそれも不可。脚を広げて下半身を捩る。不可。ブリッジする。不可。不可。不可。不可………。
力尽きた敗者の祐希子と、余力を残して勝利した桜井とでは勝負にならない攻防。
桜井の下で苦しみに悶絶しながら目の光を失っていく祐希子は、もはや意識は保てていないのだろう。
両脚を広げながら爪先立ちでブリッジをしたまま動きが止まり、両脚をビクビクと痙攣させ始める。
自らの尻の下で闘志を失い、力を失っていく祐希子を冷たい目線で見下す桜井の口がかすかに動き、
祐希子に何かを言っているように見えたが残念ながら聞き取ることはできなかった。
その数秒後、祐希子の黒目の光がフッと消え、瞳孔が開き、上瞼に吸い込まれて行くと、高く腰を突き上げて大きく開いた両足の間からボタボタと水が滴り落ちる。
地下プロレスを定期的に観戦していれば、1度は目の当たりにするという失禁。
負け越しが決定した試合で、顔面に座られて窒息する屈辱を強いられ、苦しみから逃れようとするうちに自らが選んでしまった恥辱の体勢、
少しずつ削り落とされ、やがて失う意識と、呼吸ができず加速度的に増す苦しみの中で、自らの意志とは無関係に噴き出す失禁。
1人の人間として絶対に見られたくないはずの排泄行為を、見せ付けるような体勢で行い、会場中の視線を浴びる祐希子。
このときの祐希子が何を思っているのか……。筆者には想像することすらできなかった。
19試合目。既に勝ち越しており、表情に余裕の見える桜井。逆に負け越しが決まっていて、覇気が消えている祐希子。
ショルダータックルで弾き飛ばし、キャプチュードでリングに突き刺し、掌底で顎を打ち抜き、チキンウィングアームロックで腕を折る。
必死に食い下がろうとする祐希子だが、何もかもが桜井に味方した。桜井の独壇場だった。
挙句の果てに踵落としで真上から数度叩き潰された祐希子は、そのたびにリングに這い蹲り、苦いリングを舐めた。
視線を泳がせ、意識が保てていないまま立ち上がる祐希子の勝利に対する執念を感じる試合ではあったが、それはいたずらにダメージを浴びただけに終わった。
この試合もKOされた祐希子は12敗。次が最終戦。桜井は最後も勝利して弱者が転げ落ちていく螺旋階段から逃れるための弾みとしたい。
20試合目。泣いても笑っても最終戦。
祐希子は序盤に大技のJOサイクロンを決め、積極的に桜井を叩きに行く。その後も、ラリアットなども絡めてアグレッシブな攻撃を見せる。
対する桜井は、焦らずに祐希子の脚を殺すローキックの嵐。そして動きが鈍るとミドルキックで突き刺す。
腹を抱えて身体を折り曲げた祐希子を真上から叩く踵落とし。流れるような連続攻撃で祐希子をリングになぎ倒し、さらにエクスプロイダーにつなぐ。
2.9でギリギリ返すものの、体力の激しい消耗は隠せない祐希子にとどめのハイキック。
最終戦ということもあってか、ここは祐希子が意地を見せ2.8で返す。さらには起死回生のJOサイクロン!
マイティ祐希子が桜井に最終戦を制し、一矢報いた。 …かと思われたが、2.5で返す桜井。
ここでムーンサルトプレスでさらにトドメをさせば…というところだったが、先に立ち上がったのは桜井。
祐希子の立ち上がりを待って、美しいフォームからムチのようにやわらかく脚をしならせたハイキックが祐希子の側頭部に炸裂!
19試合目に続いてKOされた祐希子。うつぶせになって舌を突き出し、リングを舐めるようにして痙攣する敗者の姿がそこあった。
祐希子が見せた根性の反撃でピンチにたたされた桜井だったが、最後はやはり打撃技で美しく勝利をもぎ取った。

910名無しさん:2010/04/23(金) 05:24:04 ID:???
終わってみれば7-13という成績。勝率にすれば祐希子が35%、桜井が65%という桜井の圧勝だった。
9試合目からの5連敗が祐希子にとっては痛すぎた。この時点でほぼ決まっていたのは間違いないだろう。
9敗という崖っぷちに追い込まれた祐希子が4連勝して執念を見せるものの、
シリーズの間に祐希子に対する対策を着実に立てていくことができた桜井が最終的には勝利した。
成績が10敗となり、勝ち越しの無くなった祐希子の集中力が切れたと評する者もいるようだが、
桜井が勝利パターンを組み立てることができたことが最大の要因ではないだろうか。
思い返せば、中盤からは桜井の試合の組み立てが上手く機能することが多くなり、
桜井が用意したシナリオを1つ1つ辿るように誘導された祐希子が得意技を封じられ、桜井のフィールドに導かれてしまうことで、
手札を失っていく祐希子と、手札を増やしていく桜井という構図の試合が多くなっていた。

地下プロレスでは弱者は強者の餌食にされ嬲られる。
強者は当然簡単に白星を狙える相手を探してハイエナのように群がる。
試合を多くこなせばそれだけ分析されて弱点を洗い出されてしまう上、体力的にも不利になる。
一度弱者として認識されれば狙い撃ちにされ、加速度的に黒星が増えていき、一戦一戦がさらに苦しくなる。
桜井が見せた勝利パターンは、キックを得意とする選手であればすぐにでも流用できるだろう。
地下プロレスでは関節技の選手に狙い撃ちにされることが多かった祐希子だが、
これからは打撃が得意な選手からも狙われることになるのは想像に難くない。
一方で中盤以降、圧倒的な力を見せた桜井だが、もちろん桜井もほかの選手に分析されているのは間違いない。
ローキックで動きを止めることができなかったときの脆さは明らかであったし、どんな状況でも打撃に固執した姿は目立っていた。
逆に言えば、打撃さえ抑えれば何もできなかったも同然だろう。
脚を殺された祐希子が、別の手を使って戦況を好転させようとしていた姿は桜井にとっても必要な一面ではないだろうか。
飛び技に固執せず、いろいろな技を使いこなせる姿を脅威に感じた選手もいたのではないだろうか。
祐希子も脚を殺される前に別の手段をとるなどの対策は取れなかったのだろうか。それができていれば結果はまた違ったかもしれない。
この20連戦では、7-13で桜井が勝利を飾ったが、敵は祐希子だけではない。そして祐希子にとっても桜井だけが敵ではない。
この20連戦で学んだことを、今後の試合でいかに有効に活用できるかがもっとも大切である。
20連戦で分析された両者にとって、これからも苦しい試合が続くだろうが、本当の戦いはこれからだ。

911名無しさん:2010/04/23(金) 05:31:05 ID:???
>>894のあたりで祐希子と桜井が試合したらっていう話をしていましたが、
実際やってみようと思って20試合ほどやってみました。
で、ついでに結果をまとめてみました。(ちょっと文章が右に長く伸びすぎました…。)

マイティ祐希子 評価:1165 人気/柔軟/場外/ 瞬発力 /挑戦者/飛攻/パ防
桜井千里    評価:1108 判断/不屈/努力/勝負強さ/ 打攻 /魅惑

20試合程度だと偏りがあるかと思いますが、どうやら判断持ちの桜井のほうが優位のようです?
パラメータを実力として見るならば、実力以上の力を出せるのが桜井といったところでしょうか。

試合内容はこんな感じです。本当にただ20回録画しただけなので動画だけ見ると、別段面白くもない動画だと思います。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10466887 【レッスルエンジェルス サバイバー2】祐希子vs桜井 10番勝負
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10467006 【レッスルエンジェルス サバイバー2】祐希子vs桜井 10番勝負2
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